※ ネタバレを含みます。長いため複数回に分割していて、これは26回目です。
前回は大海溝の石板入手まででした。今回はイストリーの滝からです。
イストリーの滝
ガラフの世界においてカトブレパスの湖へつながっていた洞窟へ潜水艇で向かう。潜水艇から出た洞窟のドルイドは前回同様サークルが危険なのでさっさと逃げるか倒すかすること。自分も基本逃げた。洞窟から出て西へ進み滝の裏側へはいるとそこが第4の石板のあるダンジョン、イストリーの滝。世界が一つになる前かつ地震が起きる前は近くまで来れる道はあった、とイストリーの村の住人は言っていたので観光地になっていたのかもしれない。相変わらず入口にはガーゴイルがいる。出現ザコは厄介なものもいるがそうでないものは戦利品がしょぼいといった感じ。マーキュリバットは回避だけ高く、コラルとジェルウォーターは水場だということを主張する雷弱点というだけのザコ。フォールガードは第21回で解説した能力でカイザーナックルを持っており、ピラミッドで宝箱敵のドロップと大海溝の宝での入手をしても2つ(ハードによっては3つ)しか入手できないのでもっと欲しいなら粘る。アルキュミアはカエルと一緒に登場し「ナルルルル トルルルル」「キルルルル サルルルル」「クルルルル!」の詠唱でカエルを強力なモンスターに変えて自分は消滅する。こいつの「クルルルル!」は実質単体必中トードで、発動前にこちらがカエルを治すと、味方をカエルにして自滅する光景が見られる。そして治療に使う乙女のキッスは通常枠で盗めるので、その乙女のキッスで治せばいいだろと初見から思った。レア枠はマンイーター。はまれば非常に強力ではあるが入手時期が悪い。カエルが変化するモンスターは見た目と名前は過去に登場したアンデッド系ドラゴンで出現フロアごとに異なる。行動パターンや弱点、戦利品などは違い、即死耐性はないので蘇生系やケアルガなどで一気に倒したりすることは可能。ただしアルキュミアより先にカエルを倒すとアルキュミアがデスを連射してきて危険なので注意。自滅狙い以外ならストップが有効。トンベリは後のシリーズの常連モンスターだが今作が初登場で、行動パターンはじわじわと近づき「ほうちょう!」を使うのみ。しかし包丁の火力が高く、トンベリのHPも4万ほどと高いため倒しきれずに大きな被害を受ける可能性がある。状態異常耐性は即死・石化・カエル・小人位だが魔法回避が非常に高いためロクに通じず、物理回避も結構高い。必中マヒで効果中は魔法回避の低下も狙えるマインドブラストや、ボス特性はないのでオーディンの斬鉄剣が有効。対象が全体のメテオなどを敵が移動中に使おうとすると味方を選択してしまうバグがSFC版ではあるので要注意。コイツの移動は複数いるトンベリをHPを共有して消したり出したりで表現しているらしい。そのため立ち位置ごとにアイテムを盗める。通常枠は羽根つき帽子なので今更いらないが、レア枠のエリクサーはありがたい。また、倒せばミラージュベストを落とす可能性がある。もっともこちらは孤島の神殿のオワゾーラールから盗む方が楽だろう。仕掛けは前半では小規模な滝がありそこに足を踏み入れると下まで流される。スイッチで一時的に滝を止めてダッシュで宝を取る場所もある。後半は太いとげや落とし穴がある。特筆する宝は守りの指輪や海でスティングレイから盗んでなければ初登場のルーンブレイド、便利なイージスの盾、「エンハンスソード」、「アルテミスのゆみ」、「きょじんのおの」と非常に多い。

終盤の落とし穴で石板のもとに一方通行でたどり着くと何事もなく入手できる。その後歩いて外に出ようとすると「その石板… わたすわけにはいかない…」とエクスデスの刺客が襲ってくるが、ここを住処にしていたらしいリバイアサンに一撃で葬られてしまう。名前も名乗れない出オチ要員でした。話しかけると戦闘になるが逆に言うと無視して出口へ行くこともできる。話しかけると無と戦う力のあるものに力を授けると言って戦闘になる。ボス「リバイアサン」は場所のイメージ通り水を吸収し雷属性が弱点。ちなみに炎と地は無効。行動パターンは周期かつ選択肢内ランダム。選択肢は通常攻撃、スリップ付き打撃の「しっぽ」、アクアブレス、「タイダルウエイブ」。また魔法とそれ以外に対しそれぞれタイダルウエイブか巻きつき(麻痺)で確率反撃する。複数回行動するターンもあるので押し切られないように注意。こっちが弱点攻撃で押し切ってやろう。珊瑚の指輪を装備して雷属性魔法で攻めるのが安定しやすいと思われる。竜特性持ちなのでアポロンのハープや竜の髭を持っていればそれで戦ってもよい。ちなみにエリクサーが盗め、必ずリフレクトリングを落とす。自分はイマイチコイツの印象が薄い。多分魔法剣サンダガ二刀流乱れうちあたりで速攻をかけたのでは?とにかく倒すと召喚魔法「リバイアサン」が入手できる。ラストダンジョンには水属性弱点のザコが多いので使いやすいかもしれない。あとはマップ下の小さな滝に飛び込めばダンジョンから脱出できる。脱出したら12武器の残りを回収しにクーザーへ向かう。

後はラストダンジョンに向かうだけなのだが、12武器全回収後のGBA版追加要素で蜃気楼の町の南の海底に新たなダンジョンがある。そこで追加ジョブ「けんとうし」(コマンドは「ひっさつ」でミス・クリティカル・「エレメントアタック」のいずれかが発生。修得アビリティは「こうれつぎり」「ぜんぎり」「てきよせ」など便利そうなラインナップ)「ほうげきし」(コマンドは「ほうげき」、修得アビリティは「ごうせい」「EXPアップ」)「よげんし」(コマンドは「せんこく」修得アビリティは「よげん」「ABPアップ」「てきよけ」)を入手できる。ダンジョンにはさらに奥があるがそれはクリア後のお楽しみらしい。自分はGBA版は未クリアなのでその部分の感想などは書けないのだ……。

次元のはざま
ラストダンジョンは各地の次元のはざまに吸い込まれた場所に飛空艇で向かうと入れる。最初は砂漠マップでお宝はない。ザコは過去にどこかで出たものばかりで、地震の使い手やランドクローラーなどに注意。ちなみにラストダンジョンではほとんどのエリアのレアエンカウントで過去に出たモンスターに会える。それとしばらくはほとんどのザコにオーディンの斬鉄剣が効くので、ブレイブブレイド取ってる人はMP回復手段を用意して斬鉄剣連射で進むと楽かも。奥の扉を調べるとこの後に登場するボスの顔見せイベントっぽいものが発生する。全員で襲ってこないのは謎。同じ陣営でも連携訓練なんかしてないから同士討ちになるとかだろうか?
扉の先はロンカ遺跡っぽいエリア。ここはいくつか宝があるがほとんどは消耗品。装備品もブラッドソードとレアではあるが普通に切りかかるには微妙(魔力+5は有能)。ここから専用のザコが出始めるようになる。レベルチェッカーは実は沈んだウォルスの塔で会っている可能性があるが、レベル系魔法を使う丈夫なザコというところ。デスディーラーは死のルーレットしかしない。が、操ればアレイズを使えるので味方に当たっても安心……かも。むしろ敵に当たって爆笑してた記憶が……。グレネードは基本物理攻撃しかしないがこちらが何らかの魔法を命中させる(旧スマホ版では外れても)と自爆する。レア枠のフレイムシールドを狙うのに物理攻撃を無力化しようとフラッシュを使って大惨事になったりする。バルダンデルスは物理とエアロガを使う。通常枠が亀の甲羅、レア枠が天使の指輪とどちらが盗めても良く、落とすものが「ルーンのベル」というコイツからしか取れない物。狙ってもいいかもしれない。
奥からは蜃気楼の町の民家の地下の開かずの扉に出るが町の時間が止まっているため買い物などはできない。途中にある回復の壺で回復が可能なので回復しておくこと。町の入口から出れば先に進める。
次元のはざま(森エリア)
町の外はムーア大森林風のマップだが、ここでは視界が悪くPR版以外ではテレポでの脱出が不可能な点に注意。それと既出のザコはいない。宝は装備が多く、リボンやエンハンスソード、「リリスのロッド」がある。出てくるザコ3種はたまにホワイトウインドで回復する物理に強いホワイトフレイム、吸収系やカエルの歌・小さなメロディを使い最初からプロテス状態でレア枠でリリスのロッドを盗めるファルファレッロ、このエリアで一番面倒なモスフングスといったラインナップ。モスフングスは能力値的にはHPと魔法回避が高い位だが、ハードヒットが厄介なので混乱耐性をつけるか速攻で倒すかするといい。残り1体の時に「ほうし」で猛毒にしてきたり、竜剣へのカウンターで虹色の風を使ったりもする。見た目がキノコなのに魔獣系に扱われるという謎生物。キノコに擬態した獣なのかと思うが弱点は炎・水で毒属性吸収と獣っぽくない。コイツの放つにはバグがあり、GBA版までは放たれたコイツ自身にデジョンが命中するという一発芸だった。旧スマホ版では謎の超強化を受け、リフレクやボス特性を無視して必中するデジョンを敵に放つという即死技と化した。これはダミーターゲットや無敵持ちくらいしかしのげない。

次のマップに繋がる木の下の穴に入ろうとすると顔見せで出てきた敵が現れて一言言って襲ってくる。ボス「カロフィステリ」だがはっきり言って弱い。リフレクを軸に立ち回るものの行動パターンの大半が補助(リフレク・プロテス・シェル・ヘイスト)・阻害(ポイズン・オールド・ストップ)・回復(ケアルラ・エスナ・リジェネ)で、攻撃手段がポイズン、バイオ、戦うへのカウンターのドレインの3種しかなく、こちらにリフレクがかかっていると補助・回復を優先させるルーチンがある(=永続リフレクのリフレクトリングでドレイン以外を封じられる)。戦う以外の物理攻撃やリフレク貫通の魔法攻撃で攻めればよし。さらには行動パターンが魔法のみなのに沈黙耐性がないため魔法剣サイレスで置物と化す。ボーンメイルでバイオとドレインを無力化する手もある。どうせボスだから効かないだろう、と正面から戦っても戦力が整っていれば倒せるだろう。正直自分も初見での印象が薄い。ただしボスがこのタイミングで出るという予測ができなかった場合、ザコに削られた状態で戦闘開始して全滅はあるかも?なお旧スマホ版ではバグ(行動可能者全員隠れる中はリフレク効果無効)のせいで自滅(自分にポイズン・オールド・バイオ)させることも可能。戦利品も今更微妙なものが多い。まともなのはレア盗み枠のリフレクトリングくらいだが、通常枠なしまたは通常枠で盗めるザコがこれまでに出てるので正直ここで粘る意味はない。

次回は次元のはざまの次のエリアから……
脚注・考察
※1 マンイーター……以前少し書いたが踊り子専用の短剣なのに槍と同じ特性を持つ(ただし投げる不可)。槍と同じ故に魔法剣不可。全能力値+2と人間系に防御無視2倍ダメージもある。人間系の出現時期的に、フルに活躍させたければラストダンジョンの後半の宝箱まで最速で突撃するか、フェニックスの塔やオーディンを後回しにするなどの必要がある。道中のボスにも人間系がいるが。なおPR版ではジャンプの威力が2倍になる特性が剝奪されらしいので、ジャンプで運用していた人には弱体化だろう。
※2 ほうちょう!……防御力無視でスリップを付与する3連物理攻撃。分身以外で回避不可でもある、非常に危険な攻撃。
※3 エンハンスソード……魔力+3の剣。魔力の上がる武器にしては珍しくダメージに魔力の影響がない。特殊なものを除けば1ランク下との攻撃力差が45もあるので、騎士剣を使えないジョブにとってはこれを使わない手はない。というか剣でこれより強いものはGBA版追加要素しかない。量産可能な魔法剣用装備としてもトップクラス。ちなみに投げられない。
※4 アルテミスのゆみ……魔獣系に2倍の防御無視ダメージを出せる弓矢。12武器の与一の弓矢より攻撃力・命中率ともに高いのも強み。最もあちらは能力値ボーナスとクリティカル発生があるので使い分けるといい。
※5 きょじんのおの……GBA版追加要素を除けば最強の斧。12武器のルーンアクスで専用装備をしたほうが瞬間火力は出ると思われる。ここと特定のボスからの盗みでしか手に入らない2個限定。
※6 名もなき刺客……なお後にFFのアプリゲームで戦闘時のグラフィックは設定された。オワゾーラールの色違いなので使いまわしじゃねーかと、とことん不憫な方向だが。まあ色違いがボス採用はFF5あるあるだが。
※7 タイダルウエイブ……敵が使う唯一の水属性攻撃で全体魔法系攻撃。基礎ダメージが高いため、魔力による威力の伸びが大きい。
※8 召喚「リバイアサン」……水属性攻撃で全体魔法系攻撃。威力はタイダルウエイブと同じ。水属性は属性強化が調合だよりなので手間。
※9 けんとうし……騎士剣・槍・斧・弓など装備ジョブの限られた武器を装備可能なジョブ。斧は使えるがハンマーが使えなかったりする。防具はナイトなどと同じ。能力値はおおむね忍者と同程度だが力はモンク並み。
※10 エレメントアタック……キャラに対応した属性(バッツが風、など)で9999ダメージ(弱点でボス以外なら即死)。最大でも発動率が50%、属性耐性もちには防がれる、二刀流などが乗らないなどのデメリットがあるので低レベル帯ほど輝く印象。
※11 こうれつぎり……自分または敵が後列でも威力が落ちない。全切りや乱れうちなどとの併用がおすすめか?というかこのアビリティだけだったら弓矢装備や鞭装備とかでパラメータ補正もつけたほうがいいような。何らかの特殊な武器を使わない限りは……。
※12 ぜんぎり…………全体に威力がやや落ちた戦う。属性や魔法剣は発動するが、状態異常などの追加効果は発動しない。状態異常の魔法剣での挙動にバグがあるらしい。
※13 てきよせ……敵のエンカウント率を上げる。GBA版では効果が非常に高く、旧スマホ版では2倍程度らしい。
※14 ほうげきし……短剣・剣・盾・軽戦士系防具・魔道士系防具あたりが装備可能。能力値は平凡。
※15 ほうげき……必中のダメージと状態異常を与える。暗闇でも必中し、威力は使用者のレベルと状態異常の種類で決まり魔法防御力とプロテスでダメージが軽減され、状態異常の発生率は固定。高い順に暗闇・猛毒・混乱・即死。GBA版では小人やカエルになっているとダメージを与えられないらしい。
※16 ごうせい……弾薬アイテムと特定のアイテムを合成して攻撃する。固定値攻撃以外はレベルのみで威力変動、防御無視でシェルでダメージ軽減。GBA版では追加効果付の攻撃をしたときに追加効果を無効化されると反撃行動をさせないという謎の効果があるらしい。
※17 EXPアップ……セットしている者の取得経験値を50%アップ。シンプルに稼げる。
※18 よげんし……杖と魔道士系防具くらいしか装備できない。MP・魔力が非常に高い。が、本ジョブのコマンドはMP消費が少なく、魔力の影響も受けないので追加するアビリティを魔法系にして役立てるくらいだろうか?
※19 せんこく……8種類の宣告を沈黙やミュートでも使え、ノーコストでリフレクを貫通し(GBA版では)魔法回避無視なのが強みだが、肝心の効果が入手時期のわりに弱いものが多いうえ、(GBA版では)ボス特性持ちにはそもそも一切効かない。カウントダウンがジョブレベルに応じて短くなるのは青魔法「死の宣告」より強い点。
※20 よげん……予言のレベルで消費MPと発動までの時間が、術者のMPの下一桁で予言内容が変動する。その内容のうち実に半数が味方に被害の出る物。属性付きなら装備などで、そうでなくともジャンプや隠れるで回避可能。逆に言うと無対策で使って味方に当たると簡単に全滅できる。威力はハードで異なり、味方もしくは敵のHPの下一桁を参照する。追加効果も同じだがこれもハードによって威力が上がると発生率が上がるのと下がるのに分かれる。レベルに依存しないので低レベル縛りで法則を知って使うなら強力。実践的には下一桁が0と7もしくは5と2でループさせるのがいいらしい。GBA版ではカウンターされない。またGBA版では地震系をレビテトで回避不能。
※21 ABPアップ……セットしている者の取得ABPを50%アップ。マスターしてないジョブのアビリティ欄をこれでつぶして育成する関係上、アビリティをセットしないと戦闘がきつくなる段階ではやめておく方がよさそう。空欄の多いものまねしやコマンド入力のないバーサーカーあたりなら気にせずセットできるか?
※22 てきよけ……敵のエンカウント率を下げる。てきよせ同様GBA版では効果が非常に高く、旧スマホ版では2倍程度らしい。
※23 ルーンのベル……MPを消費して攻撃力を上げるベル。防御力減でダメージ計算、力魔力の両方が威力に影響、炎冷雷毒地風聖の7属性を強化するといった性能もある。ただし隊列無視効果はない(PR版ではある)ので注意。特殊効果だけは非常に強力なのだが素の攻撃力が低いベル系なのが難点。用途としては複数人で属性強化を使いたい時などか?
※24 リリスのロッド……ダメージを与えられず、攻撃した相手に色目の効果と1/4でアスピルを発動するロッド。ただしこの色目はGBA版まではリフレクで反射する。魔力+3。GBA版までは右手にリリスのロッド、左手に強い武器で剣の舞でボス特性持ちにとどめを刺すとファイナルアタック・カウンター封じになる。旧スマホ版では色目自体が強化された反動か、アスピル発動時は色目が発動しない。また色目効果はリフレクで反射されなくなっている。
資料
記憶があやふやな点、未プレイのハードでの内容などの部分を書くのに次のサイトを参考にしてます。(アドレスは頭のh抜いてます。)
・ファイナルファンタジー用語辞典 Wiki(ttps://wikiwiki.jp/ffdic/)

