皆様、おはようございます。アンドルです。ここ最近は徐々に気温が上がる日が増えてきているなと思う今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。私はこのまま気温が高くなってくれれば様々な生き物が見られるようになるなと思います。そして暖かくなってくるということは様々な植物が見られるようになります。そこで、今回はちょっと変化球である植物について解説していこうと思います。それがこちらのハエトリグサです。
ハエトリグサは日本には自生していない食虫植物で、生息域はアメリカ合衆国の少ない地域に自然の個体が生息しています。日本ではペットショップやホームセンターなどで購入することができます。見た目はおなじみのトラばさみのような捕虫器と呼ばれる器官を地表に出しており、茎や球根などの物は地中に埋まっています。また植物というのもあって繫殖する時期には白い花を咲かせます。ちなみに花言葉はうそや魔性の愛です。ハエトリグサのような食虫植物の多くは虫を捕らえることで栄養を得ていると思われがちですが、それ以外にも自発的に虫をおびき寄せる種は少なく基本的には地中から養分を得ます。ではなぜ虫を捕まえることをするのかというと、本来の生息域では地中からの栄養分だけでは生きていくことができないからという種もおり、ハエトリグサはこの区分に属します。
さて、このハエトリグサがどうやって虫を捕食するのかそのプロセスを見ていきましょう。
この画像の赤い部分は感覚毛と呼ばれる器官であり、この毛に二回獲物が触れることでハエトリグサは捕食行動を行います。
なぜ二回なのか。それは、雨水やゴミが葉の中に入ってしまいそれを餌だと認識してしまい葉を閉じてしまうのを防ぐためだといわれます。葉を閉じるスピードは0.5秒と驚異的な速さをしていますが、その分たくさんのエネルギーを使うので一つの葉で行える捕食は4から5回ほどといわれています。そのためイタズラに葉っぱの開閉をするとすぐ枯れてしまうので飼育などをする際は気をつけましょう。
短いですが今回はこれにておしまいです。ご愛読ありがとうございました。