前回「鬼」の男の人を書いたのですが、その設定の中で「つがい」を探せと言われているけど今のところそういう気はない、ということを書きました。
ただ実はその設定自体、「つがい」になる女の子の設定思いついた時に考えたもので、実は彼が一目ぼれして暴走する設定なのです…(汗)
というわけで、そんな相手役の女の子のイラストが出来たので設定をまとめていきます。
「つがい」ちゃんの設定

奏(かなで)
東京都内の進学校(陽王とは別の高校)に通う高校二年生、17歳。
身長が180センチでスタイルが非常にいい。運動部に所属している。
高身長だがありがちな王子様キャラではなく、ダウナー系のギャル。メイクが好きで、ネイルチップなども自作する。休日はバチバチにメイクして部活の友達とスイーツを食べに行くのが好き。
ぼんやりしているように見えるが、懐にいれた相手に対しての面倒見がいい。頭がいいので勉強は教える側。
趣味は料理、お菓子作り、刺繍、編み物。前述のネイルチップもそうだが、自分で作れるものは作りたい派。萌え袖にしたいけどサイズがないからと自分で通学用のセーターを編んだり、お菓子を部活に差し入れたりしている。
一番得意なのはおばあちゃん直伝のアップルパイと、洋食屋で出てくる切るとトロッとするオムライス。自分が食べたいのですごく練習した。
好きなタイプは自分より背が高い人、いっぱいご飯を食べる人。
家族構成は両親と姉。父親は海外赴任中のため女三人暮らしで、重いものの買い出しなどで家で頼られ、学校でもつい小さい女子に変わり力仕事をしがちなので、甘えさせて頼らせてくれる人が欲しいなと思っている。
出会いとその後
端的に言えば「運命」
部活の全国大会で陽王が奏を見かけてひとめぼれ。知り合いを通じて連絡先を交換し、二回ほどデートをした後、勝手に妖域に連れて帰った。
奏は知識としては黄泉戸喫(ヨモツヘグイ)は知っていたものの妖域の果物のことは知らず、桃を食べてしまう。
陽王もいきなり閉じ込めることはせずそのまま家に帰したのだが、知り合いの同級生に妖狐がいたため即バレする。
長老に順序を踏めとめちゃくちゃに怒られたものの、妖力の強い陽王のいわゆる『呪い』(まじない)のため誰も解けず、奏に説明して今後のことを話す事になる。
そこで発覚したのが、「奏が先に陽王を好きだった」という話。実は前の年の全国大会で試合に出場していた陽王に先に奏がひとめぼれしており、今年の全国大会は自分の高校はついでで、陽王の応援に来ていた。連絡先の交換がスムーズだったのは、知り合いがそのことを知っていてチャンスだと思ったため。
結果、奏は定期的に陽王の妖域に出入りして食事をしたりデートをしたりするようになり、大学卒業後に結婚するという話でまとまる
尚、結婚あくまでは人の世の契りも結んでおくという意図で、既に妖としての契約は結ばれた扱いのため、奏は本人が了承した高校2年時点から以後「鬼御子・陽王」の「つがい」として扱われる事となる。
余談
この件について陽王はほぼ反省はしておらず、「欲しかった」と悪びれず明言している。古来から妖が人を攫って嫁入りさせる話はあるものの現代では減っており、ましてや現代に適応した陽王がやらかしたことで鬼の一族のみならず妖全体がちょっとざわざわした。また、同じ競技をしている妖仲間がこれをきっかけに多数つがいを見つけることとなる。
奏はというと、特製オムライスを嬉々として写真と動画に撮り、多めに作っておいた五人前のご飯とおかずを平らげ、デザートに持ってきたアップルパイに大喜びして庭の花がすごいことになった陽王に完全に惚れ、妖域の式鬼たちに洋食の作り方を教える約束をした。
結婚は大学卒業後だが、高校を卒業したら一人暮らしをするつもりだったのもあり、今は進学と同時に勝手に妖域に引っ越す気満々なので、割と似た者同士である。
おわり
ひとめぼれ運命ネタが割と好きなのと、高身長ハイスペック×高身長ハイスペック(ただしどっちも色々振り切っている)の組み合わせで周りだけ慌てるネタが大好きなのでこうなりました。
妖世界のネタは今ネタ出しをどんどんしてるので、そのうちまとめます。