アイコンメイキング

こんにちは。
初めての記事で緊張しております💦

今回は、アイコンイラストのメイキングを載せていこうと思います。

まず、作業環境についてです。
私はいま10.5インチのiPad Proでイラストを作成しております。
家電屋さんなどで12インチのiPadでも試し描きしてみましたが、結局コンパクトに持ち運べてどこでも絵を描けること、画面が大きすぎないため取っつきやすく手軽に描き始められることから10.5インチのiPad Proに落ち着いています。

使っているソフトは「CLIP STUDIO PAINT EX」です。
PC用で公開された「CLIP PAINT Lab」の頃から使っており、もう別ソフトに移動が出来ないくらい愛用しております。

ではここからイラストの作成の手順の説明に入っていこうと思います。

【アタリ】
アタリと言われるものを何となく描いています。
…が、顔の向きの参考くらいにしかしておりません💦

【下書き】
オリジナルでよく描いているデザインの女の子を描くことにしました。
卯年の時に年賀イラストとして描いたのがきっかけで、二つの三つ編みはウサギの耳をイメージしています。

【線画】
髪以外の線は『ラスターレイヤー』という普通の紙に描くようなレイヤーで、髪の線は『ベクターレイヤー』という描画後に編集が出来て拡大縮小しても線が劣化しないレイヤーで描いています。
下描きの時より顔の重心を下の方にして、可愛らしさを意識しました。

線画だけだとこんな感じです。

【塗り(肌)】
頬から耳にかけてをエアブラシ(輪郭がぼんやりしていて薄塗りを目的とするツール)で赤くして血色感を出します。
別の乗算モードのレイヤーで、耳の凹凸や首の下など影がはっきり出るところに赤みがかった灰色で影を描きました。
リアル寄りではないデフォルメが強い女の子のイラストでは、眉下の影や髪の落ち影などは詳しく描きません。
あまり描きこみ過ぎると情報量が多くなりすぎてしまうためです。
その他、目のフチの粘膜やくちびるに更に赤みを足したり、鼻の頭にスクリーンモードのレイヤーで肌色を乗せて顔の凸凹を演出したりしました。

【目の描写】
白毛赤目のウサギをイメージしているデザインなので、瞳は赤く、睫毛などは薄い色で描いています。
いつもとは違う瞳の描き方をしてみようとチャレンジした一枚だったので試行錯誤しましたが割と気に入っています。

【髪①】
濃くパキっとした色(濃く明るい赤で描く事が多いです)で影の部分だけ描いていきます。
髪の毛を細かく描きこむのが好きなので無心で描きました。
ひたすらに通常レイヤーで描き込んでいきます。
この塗り方をするため、線画の時点でも髪の毛の線は細かく描いています。

【髪②】
濃い赤で描いていた髪の影のレイヤーの色を赤みがかった灰色に変えて、レイヤーモードを乗算にしました。
更に乗算レイヤーを作り、前述の影のレイヤーにクリッピングしてふんわり更に濃い影を描きました。
これで大まかな人物の色塗りは終了です。

【その他描き込み・背景・加工】
・過去に自分で作った和紙の素材と図形ツールで簡単な背景を描きました。
・全体の線の色を濃い茶色に変更しました。
・人物をまとめているフォルダーレイヤーを縁取りモードにして赤い輪郭をつけました。
・髪の毛から目元が透けて見えているような描写をするため、目元の描き込みを複製して、髪の毛をまとめているフォルダーレイヤーの上にクリッピングし、レイヤーの濃さを40%ほどにしました。
・『グラデーションマップ』という色調補正レイヤーを作り、任意の色合いにして合成モードをソフトライト、濃さを30%にしました。

完成です!
最後まで見てくださった方がいらっしゃいましたら嬉しいです。

お付き合いくださりありがとうございました!

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つな

イラストを描くことが好きで、主にデジタルイラストを投稿する予定です。 お茶とネコとマンガとアニメが原動力です。 よろしくお願いいたします。

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