皆さんこんにちは。新年度が始まった今月ももうすぐ中旬に入ります。企業での研修や部活動の見学、新入生を迎えるレクリエーションなど、初々しいイベントが盛りだくさんですが、一方で本日は「大仏の日」でもあります。
大仏とは、大きな仏像を指す仏様で、我々にとっての古の守り神でもある聖なる神様です。中国などアジアの仏教圏では、天然の岩壁を彫刻した磨崖仏などが古くから造られてきた一方、日本に於いては、奈良時代に聖武天皇が、国家の安寧と民の幸福を祈願して東大寺に奈良の大仏(東大寺大仏)を造立したのを嚆矢とします。以降、現在に至るまで、大きな公徳を求めた願主によって各地に大きな仏像が造られてきました。
ちなみに何故4月9日が「大仏の日」なのかと言いますと、この日に奈良県の東大寺の大仏開眼供養が行われた事、天平勝宝4年(752)4月9日に供養と同時にあの有名な奈良の大仏が完成した事に由来します。この記事を読んでくださる読者の中にはかつて修学旅行で大仏を見た事がある方もいらっしゃる事と存じますが、大仏が遙か昔からの安寧と幸福の守り神だという事は間違いありません。
時間の流れと共に1年の春夏秋冬を歩んでいく我々の未来を楽しみに、大仏はこれからも見守ってくださる事でしょう。