皆さんこんにちは。4月もいよいよ中旬に入りましたね。一部の地域では桜が散っていく訳ですが、密を回避しながらお花見を楽しむなど、悔いの残らないプライベートを過ごせた事と存じます。一方で本日は「パンの日」です。
「パンの日」とは、日本のパン発祥の日とした「パン記念日」ですが、今回はその源流についてご紹介したいと思います。日本人で初めて本格的にパンを製造し、伊豆韮山の代官および軍学者でもあった江川太郎左衛門の師に当たる高島秋帆の従者に、長崎のオランダ屋敷に料理方として勤め、製パン技術を覚えた作太郎という人がいました。そこで作太郎を伊豆韮山の江川太郎左衛門宅に呼び寄せ、パン焼き窯を製造、1842年4月12日、記念すべき「兵糧パン」第1号が焼き上げられました。
この兵糧パンはまあまあの評価を得て、その後、大規模な製パン所で、大量のパンが作られるようになったのです。また、他の地域などでも、同じようなパンが作られるようになりました。
4月12日がいわば日本のパン発祥の日である事から「パンの記念日」とし、そして毎月12日を「パンの日」として全国のパン屋さんがより一層のサービスに努める事を、パン食普及協議会が1982年に定めました。
そして現在、メロンパンやカレーパンなど、バリエーション豊富なパンの種類がラインナップとして無数に渡り増えている他、給食のメニューを飾っております。パンを作る人達は、これからも皆さんに笑顔をお届けする為により一層の努力に努めていく事でしょう。