【修学旅行を踏まえた校外学習・実話】コンドルの様にこの海を越えれば

とある空港の屋上にて。数々の飛行機に興味津々だけでなく、そう遠くないうちに飛行機に乗る高揚感も尋常ではない。これぞまさに「Amazing Discovery(思いがけない発見)」だ。

皆さんこんにちは。特別支援学校では、高等部3年生を対象に修学旅行を踏まえた校外学習が5月に行われる事があります。今回は、それについてご紹介したいと思います。

校外学習は、特別支援学校なら当たり前のようなイベントですが、高等部3年生のそれは通常より更に特別です。何故なら、修学旅行に先駆けて、空港やショッピングモールを見学するからなのです。高等部3年生一同は、今まで培ってきた学年のチームワークで事前学習を進め、係だけでなく、ショッピングモール内のフードコートでどのレストランのメニューを食べるか、服屋でどの衣類を買うか話し合ったり、希望したりします。勿論予算内のお買い物および外食ですので、その経験は今後の社会人生活やプライベートにもお役に立ちます。

事前学習を経て、いよいよ特別な校外学習の日がやってきました。各々普段通りの校外学習であればそれぞれの駅に集合しますが、今回はご家族の送迎で空港に集合します。空港のロビーにて朝礼が行われ、出席の有無の最終チェックなどを経て、空港の屋上から飛行機を眺めたり、滑走路などの見学をさせてもらったりします。飛行機に乗る事もそう遠くないだろうと考えると、未だかつてないドキドキを隠しきれません。飛行機だけでなく、様々な方角を眺めたりするのも、今回の校外学習の醍醐味の一つです。その後、空港駅から電車に乗り、次の目的地であるショッピングモールと繋ぐ駅に到着、事前学習で決めたグループに分散します。フードコートのレストランのメニューは美味しいですが、先生方や仲間達と一緒に食べるともっと美味しいです。服屋でのショッピングも先程のランチ同様に予算内でのお買い物となり、予算の事を考えながら楽しめました。そしてグループごとの活動は終わりましたが、これも修学旅行を踏まえた一環でもあります。ショッピングモールから空港に戻り、終礼を経て、高等部3年生一同は迎えに来たご家族と共に帰宅していきました。

こうして修学旅行に先駆けた校外学習は幕を閉じましたが、本当の修学旅行の事前学習の始まりを意味する一日でもありました。大きな宿泊学習が待っている中で、皆さんの心にバッテリーが入った時、コンドルのようにこの海を越えれば、思いがけない発見があるかもしれません。

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Ω・D・BUILD

東北出身の期待の新人。主にパソコンのペイントアプリで制作しておりますが、たまに手描きで描く事もございます。趣味はイラスト、お絵描き、漫画鑑賞、テレビゲーム、アプリゲーム。憧れの漫画家およびイラストレーターはゆでたまご先生、鳥山明先生、尾田栄一郎先生、荒木飛呂彦先生、あかつきひなさんです。よろしくお願いします。

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