皆さんこんにちは。7月10日は「STOP!迷惑メールの日」という記念日がありました。今回は迷惑メールについてご紹介したいと思います。
皆さんはお仕事やプライベート、おうち時間など、様々な場面で必ずスマートフォンやパソコンを使う事が多いですが、実は時々迷惑メールが送られる事が多いのです。例えば、架空請求や宅配便を装った怪しい人からのメール、本物の会社を偽った悪徳業者による架空会社からのメールが送られたとします。そのメールを開いた時、個人情報が悪用されたり、莫大な費用の請求が来たり、訴訟を起こすなどといった身に覚えの無い恐怖を味わってしまう事になるのです。平成に入ってからはポケベルから携帯電話へとバトンタッチされ、ITの需要が徐々に高まっていった訳ですが、過去にも迷惑メールによる被害が何件が起こっており、一方で迷惑メールに対応する為のセミナーが小中学校などで催される事もあります。間違っても迷惑メールは絶対に開いてはいけません。
そして次に「STOP!迷惑メールの日」の原点についてご紹介いたします。日付は「迷惑メール相談センター」が開設された2002年(平成14年)7月10日からで、東京都豊島区巣鴨に事務局を置く一般財団法人・日本データ通信協会(Japan Data Communications Association :JADAC)が制定しました。近年、架空請求メール・詐欺メールなどの迷惑メールが増加し犯罪被害が拡大している事から、その予防の為に利用者のリテラシーの向上と、防止技術の普及と促進を図る事を目的としており、記念日は2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
パソコンで迷惑メールをブロックする為には主に3つの対策があり、先ず一つ目はプロバイダの提供するフィルタリングサービスを利用する、二つ目はセキュリティソフトの迷惑メール対策機能を利用する、そして三つ目は迷惑メールブロック機能を持ったメールソフト・アドインソフトを利用する事が有効的です。
また、スマートフォンを守る為には、先ず一つ目はOSを最新版に更新する、二つ目は迷惑メールフィルターを利用する、三つ目はウイルス対策ソフト(アプリ)を利用する、そして三つ目はAndroidアプリを入手する時には安全性について慎重に検討する、などの対策が挙げられます。
「迷惑メール相談センター」では、迷惑メールを受信してお困りの方からの相談を受けて、その対策などのアドバイスを行うと共に、皆様から提供いただいた違反メールの情報を基に、総務省へ報告し、違反送信者に対する改善命令、ISPによる迷惑メールの送信停止措置に役立てるなど、「違反メールを送信させない、受信しない」環境作りに取り組んでおります。
最近ではネットワークによるお仕事の需要が高まったり、スマートフォン対応のアプリゲームが続々と開発されている一方で、迷惑メールが後を絶ちません。一人一人の勇気が、迷惑メールという魔物を倒す鍵となるのです。