皆さんこんにちは。本日7月14日は「ひまわりの日」です。そこで今回は「ひまわりの日」の原点についてご紹介いたします。
1977年(昭和52年)のこの日、日本初の静止気象衛星「ひまわり1号」がアメリカのケネディ宇宙センターから打ち上げられた事が「ひまわりの日」の源流です。「ひまわり」は、気象観測を行う日本の静止気象衛星の愛称で、1号から5号までの正式名称は「GMS」(Geostationary Meteorological Satellite :静止気象衛星)、6号と7号は「MTSAT」(Multi-functional Transport Satellite :運輸多目的衛星)であります。8号から正式名称が「Himawari」となり、「ひまわり」は愛称から本名になりました。
「ひまわり」の名前は、植物の向日葵に由来しており、常に太陽を向いている向日葵のように、地球の方向を向いているという意味にも由来します。
「ひまわり1号」は、1989年(昭和64年)6月30日に運用を終え、「ひまわり2号」以降は鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられています。
2017年(平成29年)7月時点で、気象観測を行っている衛星は、2014年(平成26年)10月7日に打ち上げられた「ひまわり8号」であり、2015年(平成27年)7月7日より運用されています。また、2016年(平成28年)11月2日に「ひまわり9号」が既に打ち上げられており、本格的な運用は来年の2022年(令和4年)から開始する予定です。
こうして令和へと受け継がれた「ひまわり」は、これからも10号以降の気象衛星が宇宙へと打ち上げられるかもしれません。宇宙に咲く大輪の花として、太陽の光を浴び、我々の地球を見守りながら。