皆さんこんにちは。本格的な夏の始まりを告げた7月もいよいよ最後の一週間となりました。一方で本日7月27日は「スイカの日」です。
スイカとは、何種類ものフルーツの中でも、夏にしか食べられないまさに季節限定の貴重なフルーツです。中にはジューシーな果汁に加えて種もあり、食事の中で種を取り除きながらスイカを食べるのも夏の思い出です。夏のイベントでは、スイカ割りが行われる事が多く、参加者達が両目を隠した上で棒を両手に持ち、一苦労しながらスイカを割ります。両目を隠した状態でスイカを割るのは一苦労ですが、精神の修行にもってこいです。また、「スイカバー」というスイカをアピールしたアイスも夏の人気者で、中にはスイカの種をイメージしたチョコチップが入っており、大変人気です。他にもファストフード店では、スイカを使ったシェイクも夏季限定で販売されるなど、まさに夏の風物詩の象徴といっても過言ではありません。
そして次に「スイカの日」の原点についてご紹介いたします。スイカ生産者のグループが制定し、日付はスイカの縞模様を綱に見立てて、「な(7)つのつ(2)な(7)」(夏の綱)と読む語呂合わせからで、スイカの消費拡大が目的です。そもそもスイカの原産は南アフリカで、日本には室町時代以降に中国から伝わったとされており、漢字では「西瓜」と書きますが、これは中国語に由来したもので、中国の西方(中央アジア)から伝来した瓜という事でこの名称が付きました。英語では「ウォーターメロン(watermelon)」というように、果肉の90%以上が水分で、ブドウ糖や果糖、ビタミンA、カリウムなどをバランスよく含んでいます。園芸分野では「野菜」に分類されますが、青果市場での取り扱いや、栄養学上の分類では「果物」に分類されます。