暑中見舞い申し上げます。今月はいよいよ夏の終盤となりました。時が経つのはあっという間ですね。今回は夏の終盤にちなんで、今年の夏の思い出を振り返りたいと思います。
6月はジューンブライドといったジメジメを吹き飛ばす幸せ溢れるイベントがあり、7月からは本格的な夏へと入り、オンラインでの花火大会が開かれた訳ですが、中でも印象深い今年の夏の思い出は、何といっても東京オリンピックです。今から5年前にブラジルのリオデジャネイロにて開催された夏季リオオリンピック・パラリンピックに続く一大イベントとして、本来であれば去年の7月より開催される筈でした。ところが、開催前の2020年1月より未だかつてない「闇の力」が猛威を振るい、2020年7月に開催される予定だった東京オリンピックは来年の2021年7月へと延期されてしまいます。更には本来聖火ランナーを務める予定だったあのコメディアンの方が「闇の力」を意味するウイルスに感染して惜しくも病死し、本来聖火ランナーとして故郷等を走る予定だった殆どの著名人の方々もそれぞれの事情によりその役割を辞退するなど、色々暗いニュースがありました。
それでも尚様々な暗いニュースを乗り越え、無事「聖なる火」を繋ぐイベントも再開し、何度も訪れた危機に瀕しながらも奇跡的に新国立競技場にその聖なる炎は灯されました。その聖なる炎こそが、オリンピックおよびパラリンピックを象徴する神聖なるバトンなのです。無観客という形にはなりましたが、オンラインを通して観戦するという事は、どんな形であろうと選手達を応援する情熱が変わらない事を意味します。日本各地の会場では何種類もの種目が行われ、そこから生中継・生放送されるスポーツ番組が最近では連日のように放送されています。オリンピックでは国境を越えた繋がりが生まれ、パラリンピックでは障害のある人の無限の可能性が強調されるなど、極めて大きな歴史が誕生するのです。
そして現在は東京オリンピックは終盤を迎えており、その一方で東京パラリンピックがまもなく開催されるなど、健常者ならびに障害者の持つ無限の可能性は止まりません。地球が一つのチームなのです。