【夏の終盤・お盆】時の流れに消えた生命と季節

とある木に張り付いたセミと、夏の墓地を駆けるセミ。命というのは儚い反面、美しい何よりの財産である。

皆さんこんにちは。夏の終盤ともいえる8月もいよいよ中旬に入りましたね。8月下旬こそが正真正銘の夏のラストスパートを表し、来月から秋に移り変わる訳ですが、その代償として3ヶ月に及んだ夏は時の流れに消え、セミの成虫もたった1週間でその生涯を終え、天国に召されます。

お盆とは、ご先祖様やお亡くなりになった身内の魂が1日だけ現世に帰還する日で、命のありがたみに感謝すると同時に、安心と感動の一日を過ごす大事な期間でもあります。この期間中は、家族連れの人達がお墓参りに行く事が多く、実家に帰る事も多いです。その時間の中で、家族や親戚達との触れ合いに感謝しつつ、家族と会話するありがたみを改めて理解していきます。ドライブやお泊まり会、ゲーム大会、バーベキューなどといった娯楽を楽しむ事も夏の思い出の一つなのです。また、お盆期間中は仏壇に茄子や胡瓜を供える事が多いですが、それはご先祖様をこの世に迎える「迎え盆」の際に早く呼び寄せる為、足の速い「馬」に見立てた胡瓜を、あの世にお見送りする「送り盆」の際にゆっくり帰ってもらう為、足の遅い「牛」に見立てた「茄子」を飾るからなのです。

カメムシ目・頸吻亜目・セミ上科に分類される昆虫であるセミは、夏の季節に入ると鳴き声を発し、「夏が来た」事を伝えます。脱皮して成虫になる代償は非常に重く、脱皮した抜け殻が天国に逝った事を意味し、成虫になったセミは1週間しか生きられません。尚、幼虫として地下生活する期間は3~17年(アブラゼミは6年)にも達し、昆虫としては寿命が長いです。

人間も動物も、人生はたった一度きりとは限りません。死後は異性や動物などに生まれ変わって現世に復活するのも、そして生まれた日から人生をやり直すのも、それぞれの気持ち次第です。

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Ω・D・BUILD

東北出身の期待の新人。主にパソコンのペイントアプリで制作しておりますが、たまに手描きで描く事もございます。趣味はイラスト、お絵描き、漫画鑑賞、テレビゲーム、アプリゲーム。憧れの漫画家およびイラストレーターはゆでたまご先生、鳥山明先生、尾田栄一郎先生、荒木飛呂彦先生、あかつきひなさんです。よろしくお願いします。

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