皆さんこんにちは。8月28日は「気象予報士の日」です。今回は気象予報士についてご紹介いたします。
気象予報士とは、お天気の最新情報をお伝えする職種で、それに関連する知識をお届けする職業です。朝の情報番組などで天気予報等を伝える気象予報士を見る事は、皆さんもよくある事と存じます。学校・出勤・テレワークの準備中に毎朝情報番組にて天気予報をご覧になる事も朝のお約束といっても過言ではありません。気象予報士は天気予報をただ単純に届けているだけでなく、最高・最低気温や週間天気、警報・注意報、災害警戒情報など、命を守る事を促進するメッセージをお伝えする事も職業としているのです。
続きまして、「気象予報士の日」の原点についてご紹介いたします。1994年(平成6年)のこの日、第1回の気象予報士国家試験が行われた事が原点で、気象庁以外の人が気象予報を行う際、その予報の技術水準や信頼性を担保する為の技能試験として創設されました。第1回の合格率は18%で、平均の合格率は約5%となっております。つまり、気象予報士の資格を取得するには、そういった数々の試練を乗り越えなければなりません。NHK・民間放送とも、気象予報士の資格を持つアナウンサーも見られる事も珍しくなく、自衛隊に於いて気象予報士は、予報官として幹部任用資格となっている他、技術層制度の対象にも含まれております。2017年(平成29年)10月1日時点で、気象予報士名簿に登録された気象予報士の数は、実に9,856名となっております。気象予報士のうち、予報業務許可事業者に就職している者は700名程度、そのうち現象の予想を担当しているのは400~450名程度とみられます。
2017年10月時点に於ける史上最年少合格者は、2017年に11歳11ヵ月で合格した小学6年生の女の子で、男女の最年少記録を更新しました。男性の最年少は2012年(平成24年)に12歳11ヵ月で合格した中学生で、最年長は1998年(平成10年)に74歳10ヵ月で合格した元高校教諭の男性の方となっております。