皆さんこんにちは。9月12日は「マラソンの日」がありました。今回はマラソンについてご紹介いたします。
マラソンとは、ランニングなどで培ったパワーを発揮し、前を向いて走るスポーツです。マラソンはそもそもひたすら前を向く事しか考えませんが、その一方で、風という神秘の力も心と体で味わいます。走りながら風を感じるのは最高の気分です。幼稚園および小学校の運動会ではかけっこやパン食い競走が定番となり、小学校と中学校の運動会でもバトンを継いで走るリレーマラソン、体力測定のシャトルラン、特別支援学校の高等部の日課となっている朝の運動として学校周辺を何周か走るなど、マラソンと似たような競技が沢山ある事も珍しくありません。また、マラソン大会というイベントがあり、地域によってはリバーサイドマラソンが開催されたり、高校の駅伝大会、陸上大会、パラカップリレーマラソンなど、様々なジャンルのマラソン大会も充実です。
続きまして、「マラソンの日」の原点についてご紹介いたします。紀元前450年のこの日、ペルシャの大軍がアテネを襲いマラトンに上陸したのをアテネの名将の奇策でこれを撃退し、ある一人の兵士が伝令となってアテネの城門まで走りついてアテネの勝利を告げたまま絶命したと言われています。1896年(明治29年)にアテネで第1回オリンピックが開かれるに当たり、この故事を偲んでマラトンからアテネ競技場までの約40kmの競走が加えられ、初めての「マラソン競走」が行われたのです。1920年(大正9年)の第7回オリンピックまでは距離の統一はされておらず、約40kmであればよいとされていましたが、1924年(大正13年)の第8回パリオリンピックから規格統一が検討され、その際に1908年(明治41年)の第4回ロンドンオリンピックのマラソン距離42.195kmが採用されて、現在に至ります。第4回ロンドンオリンピックでは当初、ウィンザー城からシェファードブッシュ競技場までの26マイル(41.843km)の予定でしたが、王妃の方がバルコニーから見えるように「スタート地点を宮殿の庭に」などの要望で385ヤード(0.352km)延びたという逸話があり、結果的に26マイル385ヤード(42.195km)となりました。