初めてのデジタル画
2021.夏。
私とデジタル画との戦いは始まった。
私の作品は水彩画が主流で、アナログ派である。
作品作りで一番困ったのが「一度描いたら消せない。」と言うことだ。
失敗したら最後、作品を断念しなければならない。
「デジタル絵画はやり直したかったら、消せるし。」
と言う甘い言葉が私を誘った。
格闘1日目
私は安易にデジタルの世界に手を出してしまった。
初めてデジタルに手を出して、私は思った。
「まずい、難しい。消しゴムが分からない・・・(⌒-⌒; )。」
初めに描こうとイメージしていた絵が描けない。
私は内心焦った。
午前中、格闘して諦めムードの私は職員がお手本にタコを描いていたのを見て
「私もタコを描こう。」
と思った。
午後からタコを描いてみた。
「どうせなら、キラキラさせよう。」
私は画面をキラキラにした。
ここでタコをもっとハッキリさせたかった私はデジタル画師匠cさんにヘルプをした。
なんと、師匠は直ぐにタコを直してくれた。
「サンキュー師匠。」
見違える様にタコは輪郭をハッキリさせた。
格闘2日目
最初に描こうとした絵が描くことが出来た。(ちょっと、自慢)
3作目に手書きというのをみつけた。
「手描き?」
私の心は踊った。
しかし、私は付属のペンでいろいろやってみたが、反応しなかった。
何を思ったか、私は画面を自分の指でなぞった。
当然、何も反応しなかった。
職員が調べると、下書きが必要らしい。
「ああ、そうだよね。いきなりアナログになるわけないいわー。」
デジタル迷い子
ここで私は巨匠に挑んでしまった。
まさに、松〇〇士さんの作品模写じゃないか?
「これではいかん。」
「しまった、路線が違う。」
そこから、私の迷走ははじまった。
そうだ、動物を描こう。
思いのほか、ほんわか作品になった。
格闘3日目
近々、お誕生日を迎える方に似顔絵とメッセージカードを贈ろうと、さっそく、
制作に取り掛かった。
私的にはよく出来たと思う。
今まで、学んだことの集大成になった。
そして、私は思った。
「デジタルは面白い。しかし、難しい。」
ようやく私はデジタル画と友好関係を築けた様な気がした。