皆さんこんにちは。9月20日は「空の日」です。今回は空についてご紹介いたします。
空とは、我々の日常のあらゆる場面に必ず存在する感情豊かなステージです。朝起きて学校や仕事場に向かう道中で青空に直面し、青空に見守られながらそれぞれの日常をスタートさせます。タイミングによっては、飛行機が空高く宙を舞う場面も見れるかもしれません。日没の時間帯となった夕方は、恋人同士が西に沈んでいく太陽をバックに、観覧車や川沿いの歩道でプロポーズする事が多いイメージが強いです。学校に於ける一日の課題が終わった放課後の部活では友達と共に共通の趣味などで切磋琢磨したり、一緒に帰宅する道中で何気ない会話も楽しみます。夜は待ちに待ったご飯の時間となり、焼き魚やカレーライスといった夜ご飯のメニューが毎夜のお楽しみの一つです。お風呂で一日の溜まった疲れを癒やし、歯磨きもして心と体をリラックスさせ、読書やお絵描きを楽しんだ後に就寝し、一日を終えます。一方で、時には雨が降る日もあり、その日は憂鬱な気分になりがちですが、逆に言いますと野菜が早く育つ為のメリットなのです。雪の降る日も必ずあり、雪が積もると交通機関に悪影響を及ぼしてしまいます。その反面、雪合戦や雪だるま作りといった冬ならではの遊びも充実です。
続きまして、「空の日」の起源についてご紹介いたします。1940年(昭和15年)に「航空の日」として制定、戦争中は中断されていましたが、1953年(昭和28年)に復活しました。運輸省(現:国土交通省)航空局が1992年(平成4年)に「空の日」と改称しました。1911年(明治44年)のこの日、ある偉人の方が開発した山田式飛行船が、滞空時間1時間の東京上空一周飛行に成功しました。日本で初飛行に成功したのは、1910年(明治43年)12月19日に東京の代々木錬兵場である兵士が行った飛行実験でしたが、12月では気候的に航空の行事に向いていない為、帝都上空一周飛行が行われた9月20日を「航空の日」としたのです。航空の安全と一層の成長を願い、広く国民に親しまれるようにアピールする事が目的です。
日本の航空は、1952年(昭和27年)の民間航空再開以来、半世紀の間に目覚ましい発展を遂げ、今や国民生活にとって不可欠の交通機関となると共に、空港は地域発展の核となっています。「空の日」が制定された1992年は民間航空再開40周年に当たる年だった他、9月20日の「空の日」の他にも、9月20日~30日を「空の旬間」に制定しております。シンボルキャラクターの「くにまるくん」は「空の日」改称時に同時に設定され、「く(9)に(2)まる(0)」と読む語呂合わせで命名されたのです。ちなみに「空の日」を含む「空の旬間」には、空港に於いてスカイフェスタなどの大規模イベントが行われている他、各地の空港・レーダー事務所に於いて、管制塔などの空港施設見学・航空教室などが開催されます。
我々は今日も、この「空」に見守られている事でしょう。