冬になると、家族でネコのにゃん太郎の取り合いになる。
ボクはにゃん太郎にボールで僕のところに来るように誘う。
コロコロコロ
「にゃーん(^^♪」
にゃん太郎は嬉しそうにボクのところにやって来た。
すると、お父さんが猫じゃらしのおもちゃで邪魔をする。
フリフリ
「こっちの方が楽しいぞ~(^^♪」
「にゃーん(^^♪」
ボクがしまったと思った瞬間、強敵が現れた。
今度はお母さんが
ホラホラ
「おいしい餌だよ~(^^♪」
と言って、餌を持って来たからだ。
「にゃーん(^^♪」
ボクはもうダメだと諦めた。
すると、そそそとおばあさんがやって来たと思うと、何もせずにどんと座布団の上に座った。
本当に何もせずに、ただただ、じっと座っていた。
それを見たにゃん太郎はノドを鳴らすと、餌に見向きもせず嬉しそうにおばあさんの膝の上に乗った。
「ゴロゴロ、にゃーん(^^♪」
「あーあー、おばあさんの膝の上には負けるわ~(^^♪」
ボクもおとうさんもうなずいた。