皆さんこんにちは。今回は秋休みの思い出についてご紹介したいと思います。
とある特別支援学校に通うAさんは、高等部3年生として修学旅行は勿論、最後の学校イベントも頑張っている真面目な方です。Aさんは幼稚園児の頃に暴走するなど数々の問題行動を起こしている事から、病院で検査してもらった結果、自閉症と軽度の知的障害を抱えている事が発覚しますが、それでも尚それらの出来事を乗り越え、中学卒業後に特別支援学校に進学したのです。
そしてAさんは、いよいよ最後の秋休みを迎えます。母から誘われたAさんは、「一度決定したら後には引き返せない」事を覚悟の上、県をまたいだ1泊2日のバスツアーに参加する事を決意します。バスツアー一日目に市街地の駅前のバス停に集合したAさんは、違う県に向かうバスに乗り、初めてのバスツアーを過ごし始めました。途中でトイレ休憩も挟みながらオプションとして配布されたお弁当も頂き、宿泊先のホテルに到着、しかも泊まる場所が完全個室だったので、Aさんはいつもとは違う時間に大興奮します。しかし、この日は生憎の雨だったので、参加者全員がレインスーツ等の雨具を持参し、スケジュール通り開催される花火大会に参加しますが、雨が降っていても尚様々なジャンルの花火に大感動しました。その後、ホテルの近くの居酒屋で夜ご飯を食べ、居酒屋近くのコンビニでアイスクリームを購入してお持ち帰りし、ホテルに戻ります。ホテルの大浴場で心と体をリラックスさせた後、先程買ったアイスでスッキリし、個室で自分だけの時間を過ごしながら、Aさんは一日目を終えました。極度の緊張で結局一睡も出来なかったAさんでしたが、その疲労感に負ける事無く二日目の踊りや売店巡りも楽しみ、特別支援学校へのお土産も購入、こうして充実した1泊2日のバスツアーを終えたのです。
皆さんの秋休みの思い出は、いかがお過ごしでしたでしょうか?一つ一つの思い出が、色褪せない伝説となるのです。