皆さんこんにちは。本日10月15日は「世界手洗いの日」です。
「石鹸を使った手洗いの為の官民パートナーシップ」(Public Private Partnership for Handwashing:PPPHW)が「国際衛星年」(international Year of Sanitation)の2008年(平成20年)に制定しました。英語表記は「Global Handwashing Day:GHD」です。
同パートナーシップは、国連児童募金(UNICEF、ユニセフ)や世界銀行(World Bank)などからなる組織で、現在の名称は「Global Handwashing Partnership:GHP」です。日本では日本ユニセフ協会が主催し、ライオン株式会社や花王株式会社などプロジェクトの趣旨に賛同した複数の企業の協力により運営されています。
現在世界には不衛生な環境での生活を強いられ、下痢や肺炎にかかって命を失う子供達が年間約150万人もいます。更に追い打ちをかけるように、新型コロナウイルスが世界的に拡大するなど、世界の人達が絶体絶命のピンチに陥ってしまいます。感染症予防の為、石鹸で手を洗う事の重要性や石鹸を使った正しい手洗いの方法を広める為の普及活動が世界各地で行われ、改めてその重要性を知る必要があるのです。私達の生活には目に見えない病原菌が数多く存在し、手や咳、くしゃみ、飛沫などに混ざって移動し、知らないうちに手に移動した病原菌は口や鼻、目などから体の中に入り、風邪や腹痛を引き起こし、体調不良に追い込んでしまいます。おうちに帰った後、トイレの後、動物や昆虫を触った後、ご飯を作る前、食事をする前には、石鹸で手を洗う事を勧めています。また、石鹸を使った手洗いは、季節性のインフルエンザから風邪まで、最もお金がかからず効き目のある「ワクチン」とも言えます。アフリカで発生しているエボラの感染拡大を防ぐ方法の一つとして、ユニセフは手洗いの重要性を強調しています。手洗いはエボラの特効薬ではありませんが、お金をかけずに、すぐに取り組める予防策として施されているのです。
現在は色々大変なこのご時世ですが、一人一人の手洗いが感染症を抑える第一歩に貢献するのです。