
〔1〕
【五角形の世界/器の倉庫】にて▲-『キナミ』と『CORPSE-シカバネ』を捕り損ねた■-『トゥイル』はシカバネの裏切りにより作戦と計画が遅れることに激しい苛立ちと共に、実に久しい喜びを背負う。
激しい苛立ちの中、彼はTriangleの底に居る『モーフォス』に作戦変更の指令を出す。
《ギッ》
■-トゥイル「あの塵畜生がナメやがってッ、オレが!オレが無能だって言いやがりてェのか!」
「おいテメェ≪モーフォス!!!≫いつまで地の底でくたばッてんだ!オレはシカバネを食い潰す、テメェは太陽に向かってろ!さっさと計画の糧になれ!! 動けッ!」
〔2〕
モーフォスは頭部を傾けると太陽へ視点を変えて見る
トゥイルの指令に頷き行動に移していく。
モーフォス共にトゥイルが【器の倉庫】で作戦を決行している今その一方
【〇の世界】へ移動することの叶ったシカバネは一刻も早くキナミのもとへ先に急ぐ。
〔3〕
【〇の世界】にはシカバネと同じ様に【器の倉庫】から移動していたであろう〇や、他にも先に避難した五角形の住人は辺りを見渡しても痕跡ひとつも見当たらず強い違和感を覚える。
CORPSE-シカバネ「なんだ?誰も居ない。死体も…ない」
「▼型の屍の気配は【△の世界】に居るハズ、モーフォスはまだ地に居るけど上へ向かってる…。」
〔4〕
他の屍を感知したものの、やはり【〇の世界】にある違和感は強まる。
CORPSE「先に急がないと…! でも何だ・・・何かが変だ」
【四角の世界】に続くサイトを急ぎ見渡し探す
CORPSE「キナミは…キナミ君は無事だろうか・・・
するとシカバネの顔全体に大きなヒビ割れが起き意思が崩れかけていく
《 パキッ 》
CORPSE「・・・キナミ・・・、油断しないで…か…」
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〔5〕
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時系列は元の視点へ戻る。
【五角形の世界】から1つ追い越し【四角の世界】へ移動して倒れていた彼は
一人に運ばれた、その時に焦りを感じるような
不明体に追われるような・・・
▲-キナミ「………………、」
彼は気が付いた、眼の先には四角い住人が見守ってくれていた。
□-???「 5号さん! 」
〔6〕
呼び起されたキナミは視点をあげた。
キナミ「あ…、 貴方は…シカクさん?」
□-???「良かった、生きてくれてた…いや本当ダメかと思いましたよ」
ホッと一息をつく四角の住民は徐々に冷静さを取り戻していく
落ち着いてきたところに少し問う。
キナミ「ダメって・・・何があったんです?」
状況を問おうとしたが彼女による心配が勝り
逆にこちらが質問されてしまった
□-シカク「いや5号さんも五角形のサイトの傍らに伏せ倒れていたんですよ!?」
キナミ「俺を此処まで、それに棘も一緒に運んでくれたんですね」
シカク「運ばないと地獄を見る気がすると思って、もう必死でしたよ」
キナミ「ありがとうございます。」
彼は起き上がりシカクに向かい礼を言うと
彼女はそれに応える様に嬉しそうに笑った気がした。
〔7〕
会話の途中で幾つかの▼が横切るとシカクとキナミは声を縮める
シカク「【△の世界】に続くサイトから黒い三角型がいっぱい現れたんですよ!」
キナミ「此処にも、四角の世界にも屍が!?」
シカク「アレ『屍』っていうんですか?!」
「あ、確かによくみると足元にも壁にも影が見当たらないですね…」
隙をみて恐る恐る広場に向かって覗き様子を窺うと
小さい▼と大きな▼が【四角の世界】の中をフワフワと浮き回っていた
シカク「アイツらって何をしてるんですか…」
キナミ「俺たちを探しているんだと思う、目的は多分…」
シカク「そっか…。5号さん、もうワタシ以外の皆はやられちゃったんだ」
〔8〕
キナミ「ヤツの目的は分かりきってたこと、か。ごめんなさい」
シカク「いや謝らないでください!全部予想外ですもん責任感じないで下さい」
「・・・ところで5号さんが此処に来たって事は階段に向かうんですよね?」
キナミ「え、あ…あぁ。でもあの数の屍の前を通るのは厳しいんじゃ…」
「それと【△の世界】に続くサイトの前には屍が複数も待ち構えているかもしれない」
見つからない様に身を潜め2人揃って思考を巡らせていると
特大サイズの▼が階段の前に待機しだした。
シカク「5号さん、あ アレ見て下さい!」
そう言うとすぐさま引っ込みキナミと交代する。
キナミ「あの大きい▼が何か?」
特大サイズの一面に眼があることに気が付いたキナミは即座に頭を引っ込めた
禍々しさ強い黒の三角型な屍がこちらを捜索している。
キナミ「どうやって、どうやって此処から動けば良いんだ…!」
彼が焦っていると彼女の方から「あ、5号さん。」
シカク「もうずっと一人で怖かったんです、もし良ければお話しませんか?」
キナミ「え、あ…あぁ大丈夫ですけど…。」
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〚〚 33話が終わり、34話に続く 〛〛
