皆さんこんにちは。本日10月25日は「リクエストの日」です。リクエストにはコンサートや映画、ラジオ番組といったいくつものご要望が存在する事と存じますが、今回はリクエスト給食についてご紹介したいと思います。
学校の給食は、誰もが何度も食べてきた思い出のランチタイムですが、リクエスト給食という企画がありました。その企画は全校児童・生徒の方々が希望する給食のメニューのリストを集め、児童・生徒の方々のご要望に応えて何月の何日に好きなメニューをリクエスト給食に採用するかを考える内容となっており、学校では定期的に実施される事があります。食べたいメニューをリクエスト給食に希望し、それを給食の時間に食べると楽しいですね。ちなみにリクエスト給食を集める狙いは、給食を毎日作ってくださっている給食センターの方々の苦労をより知っていく事、学校給食の今後の未来について考える事が目的です。
続きまして「リクエストの日」の原点についてご紹介いたします。1936年(昭和11年)のこの日、ベルリンのドイツ放送で、世界初のラジオのリクエスト番組が始まったとされます。この番組は前年のクリスマスの夜に生演奏番組の放送中にリスナーから、希望する曲目を演奏して欲しいと電話があった事がきっかけで始められ、それからリクエスト番組は大ヒットしました。リクエスト番組とは、主にラジオでリスナーからのメール・FAX・葉書などにより求められた楽曲(リクエスト曲)を再生する音楽番組で、日本に於けるリクエスト番組は当初は葉書によるリクエストが主でしたが、その後リアルタイムで受け付けられる電話リクエスト(電リク)が主流となったのです。
日本での電話リクエスト番組は、1952年(昭和27年)12月24日にラジオ神戸(現:ラジオ関西)がクリスマスの特別番組として実施されたのが最初とされ、当日リクエストが2000件も舞い込み、この企画は成功しました。これをきっかけとして他局も含めて複数の電リク番組が放送され、人気を集めました。
その後、21世紀になってから経費節減の為に電話受付オペレーターがリストラされるなど、電リク番組は過去に忘れ去られつつありますが、代わりにメールやFAX、Webサイト上のフォームを利用したリクエスト番組が主流となっています。