アナログ画材のすすめ スクラッチアートの世界

「スクラッチアート」ということばを耳にしたことはありませんか?
一見とっつきにくい名前ですが、「ひっかき絵」と言えば、子どものころにやった!という方もいらっしゃるかもしれません。

画用紙に好きな色のクレヨンで塗り、その上から黒いクレヨンで重ね塗り。
最後に竹串やつまようじでひっかいていく技法は、下からカラフルな色がでてきて、わくわくした記憶が私はあります。

手軽に楽しめるアートとして「大人のぬりえ」などが人気となっていますが、スクラッチアートもそのひとつです。
今ではひっかくだけのシートが販売されており、複雑でデザイン性の高いものから、100円ショップでも手に入るものまであるようです。

今回はこのシートを手作りして、童心に帰ってスクラッチアートを楽しんでみようと思います。

今回使用したものはこちら。
すべて自宅にあるもので作ってみました。

・サクラクレパス 24色
・黒色のアクリルガッシュ
・筆
・スケッチブック(ひっかくのである程度厚みのある画用紙などがおすすめ)
・つまようじ

まずは、紙に好きなようにクレパスで色を塗ります。
絵を描いてもよし、好きな色を塗っただけでもよし。自由に塗っちゃってください。

色を塗ったら、上から黒色で塗りつぶします。
しかし、クレパスで全面を塗りつぶすのは大変なので、ここで黒色のアクリルガッシュを使いました。

筆を使って塗っていきます。
一度で塗り潰そうとせず、ちまちま塗っていくのがポイントです。

乾くとつや消しのマットな感じになります。

アクリルガッシュが乾いたら、つまようじや竹串などで削っていきます。

ひっかき方や色の組み合わせで、様々な雰囲気を出すことができます。
プレゼントを描いてみたり、クリスマスを意識してみました。

以下余談です。
無心で色を塗ったり、細かく削ったりすることで集中でき、ストレス発散や自律神経を整える効果が期待できます。
また、指の細かい運動にもなるため、手先を動かすリハビリにもつながると言われています。

カラフルで素敵な世界を、誰でも手軽に描くことができるスクラッチアート。
ペンや絵の具で絵を描くのは難しい、ハードルが高い…という方には、ちょっとだけやりやすいのではないでしょうか。

もし興味をもっていただければ、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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絵を描いています。 透明水彩や色鉛筆などを使った、ふんわりした絵が得意。 現在はデジタルでのイラスト制作とデザインを勉強中。

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