【△】 34話『誰も知らない「裏」ばかりが動く』

〔1〕

【五角形/器の倉庫】から無事に【四角の世界】へ移り気絶していた▲-『キナミ』は

その世界の住民□-『シカク』の一人に運ばれ合流を果たす、しかし▼の屍なる存在が現状この世界を占領している様子、今はシカクとの落ち着きを取り戻す為に状況を整理していく模様…。

□-シカク「と、取り敢えず息を潜めるうちは、5号さんも安全かなと思います…」

▲5号-キナミ「でもこの部屋に一つでも屍が入ってきたら俺もシカクさんも無事で済まないのでは…?」

シカク「そ…それは、多分大丈夫だと思います!」

〔2〕

キナミ「まさか、この屍には規則的な動きがあったり?」

シカク「あ、いえ‼あの人たち眼はあるんですけど、聴力は無いみたいなんです!」

恐る恐る試しにキナミは棘を使って壁を叩くとその音に気付かれることなく通路を過ぎていく

どうやらシカクの言う通り音に対しては反応しないようだ

キナミ「これを把握してるって事は…」

シカク「・・・。 そうです、皆が襲撃されている間に見つけました」

どんよりとした空気がシカクから感じられるほど重く受け止めている様子

シカク「5号さん、改めてにはなるんですけど今この状況下を共有させて頂けませんか?」

キナミ「あぁ、屍の確認も出来たし問題ないよ。話してみてくれないか」

〔3〕

シカク「5号さんが現れる前『屍』でしたね…あれが【△の世界/都市】から大量にやってきたんです」

キナミ「ざっと見る限り20数体は居そうだね…。」

シカク【△のサイト】から現れた屍はワタシ達を見た瞬間に見境なく襲いました。」

命を乞う人、逃げる人、諦めた人、立ち向かった人、その全ては斬られ撃たれて皆、居なくなりました」

キナミ「そして今、貴女1人が残った。」

シカク「はい、ワタシが1人…。ワタシだけ・・・。」

〔4〕

シカク「でも屍から逃げていた時に五角形のサイトの部屋で5号さんを見つけたんです」

キナミ「そのタイミングで此処に来れたんだ」

その時の様子を語るシカクはキナミの方を見て

シカク「来たばかりの5号さんはバチバチ鳴っていて…だから怖かったんです」

キナミ「音で居場所がバレるから…、だよね?」

シカク「そ、そうです。でもおかげで屍の弱点が分かったんです」

〔5〕〔6〕

シカク「ワタシ…5号さんを助けないとって、でも強く転んでしまって」

キナミ「え…。」 シカク「後ろには屍が勿論居ました、でもバレなくて…。」

怖くなったのかシカクは心配ながら部屋の外を再度眺め

様子を窺い確認を完了させると話を再開する。

シカク【サイト付近】は危ないと思ってなんとかこの部屋に身を移したつもりなんですが…、何だかもっと危なくなった様な気がしなくも…。」

キナミ「いや、でもこの部屋に来てからだいぶ経ってるようだけど長いこと安静に出来てるようだね?」

〔7〕

少しホッとしたシカクはキナミに部屋のことを聞き出す

シカク「そういえば5号さんはどうして、この部屋に居て長い事が分かったんでしょうか?」

キナミ「どうやら自分たちが居るこの世界は【生きている】ようで亀裂いっぱいな部屋も今この壁みたいに綺麗に戻るみたいなんだ」

キナミの口頭からそう伝えられたシカクは足元や壁を見渡すと

確かに傷だらけの部屋が元通りになっている事に気が付いた

〔8〕

すると。

キナミ「あれ、でもそれじゃぁ此処ってもう危険って事なんじゃ?」

思考を巡らせていると何か良からぬ状況になるとハッとしたキナミは

少し慌て気味になるもその件に関してシカクから声を掛けられる。

シカク「あ・・・5号さん、そのことについてなんですが一つ思い当たることがあって」

キナミ「思い当たる事?」 

シカク「はい…5号さんをこの部屋に運んでからすぐ屍たち以外にもこの世界に誰か来たみたいなんですが、5号さんはご存知でしょうか?」

聞かれてから考えてみるも情報が足らず聞き返す

キナミ「ううん、あまり心当たりがないな…この世界の管理者にしたって…?」

シカク「え?確かにえぇっと・・・1号のサクアキさんに2号のミオイさん、深緑色の3号君に、5号さんで…」

キナミ「シカクさんって4号の、『トゥイル』って知らない?」

〔9〕

シカクは首を傾げるなり横に振るなりし「い、いえ。あまり覚えは…」

一見知っていそうな同様を見せるも本当に知らなそうだ。

キナミ「俺を含めても《管理者は5人》で外部じゃこの世界の維持を続ける人がいるみたいだけど」

シカク「凄く不気味ですね…屍たちその人のことを撃たず変に大人しかったというか」

キナミ「シカクさん、『その人』ってどんな雰囲気の人だった?」

断片的な情報をあげるように考え言葉にすると

シカク「長身で青紫色の人………?」

頑張って捻り出したもののキナミは結局の所依然として分からず仕舞いである。

キナミ「シカクさん、もっとその人について教えてくれませんか?もしかしたら▼達を回避出来るヒントに繋がるかもしれません。」

シカク「お、思い出せる限りに……‼」

 

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〚〚 34話が終わり、35話へ続く 〛〛

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RROD/HRM

自己流の挨拶で〖おはばんちは〗RROD/HRMと申します。 小学生の頃に描いていた物語をリメイクし世界観を広げて沢山のキャラと本編創作である《崩神の世界》を描きながら活動しています、大まかに登場人物と別視点での物語を描いています。 YouTubeやTwitterでも作っているので気になった方はそちらもどうぞ~ 又、こちらでは本編とは世界観の違う《さんかく》という物語を作っていく予定ですので 宜しくお願い致します。 季節や行事に沿ったイラストも稀にですが描いていこうと思っております。

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