皆さんこんにちは。先日の11月23日は「勤労感謝の日」がありました。
勤労感謝の日とは、世の中の為に日々働いてくださっている人達に感謝する為の祝日でもあり、働ける事への喜びを得る為の祝日でもある特別な一日です。人によってそれぞれ職種も資格も異なりますが、どのお仕事も働く事の感謝を得る為にあるとてもありがたみの数え切れない人生の宿題です。皆さんのご両親もそれぞれ異なる場所で働いてくださっている事と存じますが、「働く」という学びは幼少期から少しずつ知っていっていると思います。小学校では「働く」について学ぶ目的のもと授業の中で将来はどんなお仕事を希望したいのかを色々検討し、小学校の卒業式に於けるスピーチに於いても「将来は小学校の先生になりたい」「将来はオリンピックに出場したい」「将来は長期間フランスに旅立ってパティシエになりたい」などといったそれぞれの未来を語り、それぞれの大志を胸に頑張っていきます。中学校でも職場体験が催される事があり、より「働く」事について考えていき、高校・特別支援学校など、それぞれの道を歩んでいきます。中学卒業後に特別支援学校に進学すると作業という毎日の日課があり、職場見学や校内・現場実習の中で「働きたい」意欲を持ちたいと努力します。大学では研究目的で海外に旅立ち、就職活動に必要な経験を学習し、未来への歩道橋を歩んでいくのです。その努力が実を結んで初めて、「働きたい」という願いが叶い、より光り輝く未来を築く事が出来るのです。
「国民の祝日」の一つにもカウントされる勤労感謝の日ですが、1948年(昭和23年)に公布・施行された「祝日法」で制定され、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝し合う」事を趣旨としています。農業国家である日本は、古くから神々に五穀の収穫を祝う風習があり、この日は戦前に於いて宮中祭祀の一つ「新嘗祭」の日でありました。新嘗祭とは、天皇が新しく収穫された新穀を食べて、その年の収穫を感謝する儀式であり、これが昔の戦争後のGHQの占領政策によって天皇行事・国事行為から切り離される形で改められたものが「勤労感謝の日」なのです。