皆さんこんにちは。本日12月27日は「寒天発祥の日」です。
寒天とは、テングサ(天草)・オゴノリなどの紅藻類などの粘液質を凍結・乾燥したものです。また、寒天ゲルは、乾燥寒天を冷水に浸し沸騰させて淡水化物鎖を溶かし、他の物質を加えて漉し、38℃以下に冷ます事によって固めて作られます。ちなみにゼラチンは動物の皮膚や骨、腱などの結合組織の主成分であるコラーゲンに熱を加え抽出したもので、食用のゲル(ゼリー)の材料という点では、寒天とゼラチンはよく似ていますが、物質は化学的には異なります。
続いては、「寒天発祥の日」の原点についてご紹介いたします。現在の暦で12月末頃に初めての「寒天」の元となるトコロテンが京都市伏見区御駕籠町で島津藩に提供されたと資料から推察出来る事から12月に、伏見=ふしみ(243)を「24+3=27」と見立てて27日、この月と日を組み合わせて12月27日としました。京都の伏見が「寒天発祥の地」である事をアピールし、御駕籠町近辺に記念碑を建て、啓発活動を行いながら寒天の発祥を祝い後世に伝えていく事が目的で、記念日は一昨年の2019年(平成31年→令和元年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。