この風が冷たいのは、わたしが温かいから。
いくらでも奪えばいい、この情熱は奪えはしない。
どうも一度目まして、わたしです。今回は「体温」というテーマで一枚のイラストを描かせていただきました。画面左、彼の正面からくる風を真っ向から受け止めています。奪われていく体温をサーモグラフィーのような色のエフェクトで表現しました。その中で、唯一かすむことのない情熱の温度を表すために、心臓(ハート)から燃え盛るようなピンクを溢れ出させています。この作品のアイディアは風の強い日に寒さに凍えながら『なぜこんなにも風は冷たいのか』を考えた時に生まれました。風を冷たいと感じるのは、私自身が温かさを持っているから。それでも歩き続けるのは、この心に消えない情熱があるから。この作品をご覧になった方が、わたしと同じように冷たい風に凍えた時に、この作品のことを思い出して前を向くことができたならうれしいと思うわたしです。