皆さんこんにちは。本日1月9日は「風邪の日」です。
誰もが一度は経験した事がある病気が風邪です。今のこのご時世では「オミクロン株」という新型コロナウイルスの新しい種類の病原菌が蔓延し始めていっている訳ですが、最早「風邪」という身近な病気を知らない人は極めて少ないです。受験勉強が本格化したこの時期に、風邪が流行るという事は、今後の人生の鍵を握る学校生活の終盤戦に悪影響を及ぼします。志望校を志す受験生の方々、そして就職先の面接に臨む学生達がインフルエンザ、コロナウイルス、そして風邪にかからない事を強く願うばかりです。風邪には様々な病気があり、咳き込んだり、発熱や腹痛などの病気にかかるなど、「風邪」という病原菌の恐ろしさが表現されます。薬局・病院にて色々な検査を受けた上で風邪薬を貰ったり、ドラッグストアで症状に合った適正な薬を買ったりして、安静にしつつ元気な姿を取り戻していくしか対策はありません。風邪で学校を欠席してしまったり、イベントに参加出来なかったり、お仕事を欠勤してしまったりする事はとても悔しいですが、あまり無理をされないよう少しずつ元気になっていく為には安静にしつつ風邪薬を一定期間飲み続ける必要があります。また元気な姿で、色んな事に挑戦する為に。
続きまして、「風邪の日」の原点についてご紹介いたします。1795年(寛政7年)のこの日(旧暦)、横綱・谷風梶之助氏が流感という病気で現役のまま亡くなられてしまい、35連勝のまま、44歳という年齢で死去されるという形となってしまいました。「流感」とは、「流行性感冒」の略で、インフルエンザウイルスを病原とする「インフルエンザ」の事であり、当時、流感は江戸全域で猛威を奮っていました。谷風梶之助氏は、陸奥国宮城郡霞目村(現:宮城県仙台市若林霞目)出身の元大相撲力士で、「金子与四郎」を本名に持ちます。谷風氏は、亡くなられる10年程前に流感が流行している時に、「土俵上で儂を倒す事は出来ない。倒れるのは風邪にかかった時くらいだ。」と語った事から、この時に流行した流感は「タニカゼ」と呼ばれたのです。死因となった流感は「御猪狩風(おいかりかぜ)」と呼ばれましたが、後に「タニカゼ」と混同されるようになりました。これらの事から、インフルエンザの事を「谷風」と呼ぶ場合があります。
風邪という悪魔は、隣に潜んでいるかもしれませんので、お気を付けてください。受験生・卒業生の皆さん、そして就活生の皆さん、お身体にお気を付けてお過ごしください。お大事に。