【卒論】学校生活最後の宿題

涙を浮かべながら、卒業論文の文章作成に勤しむ女子大学生。その涙には、「卒業後に社会人生活という新たな物語が始まるという嬉しさ」だけでなく、「卒論が学校生活最後の宿題なんだな」という寂しさが込められていた。

皆さんこんにちは。冬の終盤戦へと突入すると同時に、いよいよ卒業式の練習等が本格化してきましたね。小学校では6年生が10月頃にクラブ活動を引退したり、中学校・高校・大学では部活動・サークル活動、特別支援学校では朝の運動・作業グループの作業を引退したりするケースが珍しくなく、卒業・就職に向けた新しい人生の出発進行の準備を整えたりします。中学校以降は受験勉強に備えた実力テスト等が定期的に行われるようになり、共に歩んだ同級生達と別れる寂しさもありながらも高校・特別支援学校高等部という次のステップアップにチャレンジします。卒業式の練習が1月半ば頃から始まったり、2月初頭頃から始まったりするケースも多いです。予餞会に於けるサプライズダンス・卒業を控えた先輩方からの将来を綴ったスピーチ音読・卒業式に向けた教室の大掃除も卒業のシーズンに於いてお馴染みです。

学校生活では国語・算数をはじめとしたいくつもの宿題に勤しんできた訳ですが、そんな学校生活のラストを締め括る上で重要な最後の宿題があります。それが、卒業論文です。

卒業論文とは、主に大学から用意される作文ですが、ただの作文ではない所謂学校生活最後の宿題なのです。卒論はこれまでの作文とは難易度が桁違いな程に異なり、配属した学部で学んだ研究の成果・研究を目的とした海外旅行で学んだ事など、ありとあらゆる大学生活の日々を文章に起こさなければなりません。その文字数は極めて多い数でないと成功出来ませんが、研究目的などを綴った思い出の文章は就職のヒントに繋がりますし、幼稚園・小学校・中学校・高校、そして大学での日常に想いを馳せるチャンスにもなります。この学校生活最後の宿題を成功させれば無事大学を卒業出来ますし、初めて社会人生活という名の線路を自ら人生の車掌になって社会人という名の電車で運行出来るのです。研究成果だけでなく、成功や失敗などの点も文章に起こしたりするのも、卒論に勤しむのに良い事です。

学校生活は大学も含めるとおよそ16年しかありませんが、その毎日の中で学んだ事、いくつものイベントを経験した思い出は皆さんの中で未来永劫に生き続ける事でしょう。高校・大学を卒業すると、次は社会人生活という名の大航海が待っています。一人一人が人生の航海士ですし、人生の冒険家なのです。

  • 1
  • 0
  • 0

Ω・D・BUILD

東北出身の期待の新人。主にパソコンのペイントアプリで制作しておりますが、たまに手描きで描く事もございます。趣味はイラスト、お絵描き、漫画鑑賞、テレビゲーム、アプリゲーム。憧れの漫画家およびイラストレーターはゆでたまご先生、鳥山明先生、尾田栄一郎先生、荒木飛呂彦先生、あかつきひなさんです。よろしくお願いします。

作者のページを見る

寄付について

「novalue」は、‟一人ひとりが自分らしく働ける社会”の実現を目指す、
就労継続支援B型事業所manabyCREATORSが運営するWebメディアです。

当メディアの運営は、活動に賛同してくださる寄付者様の協賛によって成り立っており、
広告記事の掲載先をお探しの企業様や寄付者様を随時、募集しております。

寄付についてのご案内