皆さんこんにちは。本日2月11日は「初午いなりの日」です。今回はその記念日の原点についてご紹介したいと思います。
日付は初午となる日に近い国民の祝日の「建国記念の日」と同じ日に、東京都港区南青山に事務局を置き、食事メニューとしての「いなり寿司」の地位向上などを目的に活動をする一般社団法人・全日本いなり寿司協会が制定しました。初午とは2月最初の午の日の事で、稲荷神社では五穀豊穣を願う祭りが行われます。初午は運気が高まる日とされ、稲荷神社のお使いである狐の好物の油揚げを使った「いなり寿司」を食べると福を招くといい、このいなり寿司の事を「初午いなり」と呼ぶ事を知ってもらうのが目的です。
日本記念日協会では初午の日にいなり寿司を三つ食べる事を提唱しておりますが、それは「いなり」がそれぞれの文字から「い=命が延びる・な=名を成す・り=利益を上げる」の願いが叶う縁起物である事から、記念日は今からちょうど5年前の2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されました。
初午は稲荷神が降りてきた事をお祝いする日で、お稲荷さんの誕生日でもあり、「いなり=稲が成る」と古来から五穀豊穣を祈願し、いなり寿司が稲荷神社のお使いである狐にお供えされてきました。初午は旧暦で行う事もあり、その場合は新暦の3月となる事もあります。