皆さんこんにちは。寒さが日常茶飯事だった冬もいよいよ終わってしまいますね。冬といえば、クリスマスメニューの予約が終盤を迎えると同時にクリスマスイベントの準備・開催から始まり、卒業式の練習で終わった印象深い季節でしたね。この冬は将来の鍵を握る受験勉強が本格化したシーズンでもあり、学校給食にカツカレー等が提供されたり、チョコレート菓子が受験生応援仕様として限定販売されるなど、全国各地で受験生達を応援する企画が持ち上がりました。また、お正月にちなんだお笑い番組の新春SPに加えて連続ドラマが再放送されるなど、年末年始が盛り上がった他、成人式といった一大イベントなど、色々楽しいイベントも思い出に残りましたね。この冬の終盤を飾った節分とバレンタインも忘れてはなりません。節分では鬼という邪神を「鬼は外、福は内」という魔法の呪文で退治したり、バレンタインでは女性の人が男性の人にマイフレンドとしての想いを伝えるなど、冬の終盤に相応しいスペシャルイベントになった事でしょう。
さて、そんな冬の終盤の初陣を飾った先日の2月4日は「立春」という節気がありました。遅くなってしまい大変申し訳ございませんが、今回は2月を振り返ろうという事で、立春についてご紹介したいと思います。
「立春」とは、「二十四節気」の一つで第1番目にあたり、現在広まっている定気法では太陽黄経が315度の時で2月4日頃です。その日付は近年では2月4日になる事が多いですが、2月3日になる事もあります。2022年(令和4年)の今年は2月4日金曜日です。
立春の一つ前の節気は大寒(1月20日頃)、一つ後の節気は雨水(2月19日頃)で、立春には期間としての意味もあり、この日から次の節気の雨水前日までであります。また、冬至(12月22日頃)と春分(3月21日頃)の中間にあたり、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合は、この日から立夏(5月5日頃)の前日までが「春」となるのです。
冬の終わり・春の始まりを意味し、春の気配が立ち始める日という意味で「立春」とされます。江戸時代の暦の解説書『こよみ便覧』には「春の気立つを以って也」と記されており、この日「立春」の前日が雑節の節分となります。九州地方など暖かい地方では梅が咲き始め、日本列島南岸を発達しながら東に進んでいく南岸低気圧の発生も立春を境に多くなります。立春から春分の間に、その年に初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強い風を「春一番」と呼びます。
寒さに伴った雪の先には、優しい風が吹くと同時に、桜が咲き始める春が待っています。寒さが少しずつ落ち着いていく春が、皆さんにとっての素敵な毎日になりますように。