春の訪れを感じさせる梅と桜です。
特に桜は入学式や卒業式、歓送迎会といったイメージでしょうか。
桜と梅は、いずれもバラ科の仲間であることから見た目が
とてもよく似ていて見分けるのが難しいと言われています。
見た目は似ていますが、開花時期、見た目、香りで
誰でも見分けることができるのではないかと思います。
単純に開花は梅の方が早く、桜の方は遅いですよね。
一般的に、梅→桃→桜の順に開花するようです。
見た目でも桜は花びらに切れ込みがありますが、梅にはありません。
桜は1つの節に多くの花を付けますが、梅は1節につき花は1つです。
やはり見た目からも桜の方が春の訪れを感じる花として、定着しています。
今回は水彩画で「桜」と「梅」を描いてみました。
花びらが上手く表現出来なかった点が、私にとっては難しかったところです。
終わりに
桜=春というイメージはいつからあったのでしょうか?
「戦争による影響」がいくつかの説の中の1つであるようです。
太平洋戦争の空襲で全国各地の桜の名所の多くが焼け、
戦後の復興として「ソメイヨシノ」が主に植樹されたようです。
開花の時期も4月でちょうど入学や入社と重なるようになります。
この頃から4月は一斉に人が別れ、出会う時期になり、
そのことが桜の一斉に咲いて散るという特徴と重なって
桜が人の出会いと別れをイメージする花になったと
考えられています。
日本では4月の入学・入社が当たり前になっていますが、
世界的に見ると9月入学が主流になっています。
日本独自の文化と桜の開花時期が相まって、桜=入学・入社といった
イメージが浸透したのだと思います。