ハローハロー、こちらアコチャン! 本当はもっと早く投稿する予定だったけれど、面倒で「ほうち」してたのよ! ほうちってなにかしら!!!!!ワハハ
今回は人物です。今回の説明が終わったら、魚編、色塗り編、加工編と続くと思います。色塗りは何回かに分けて行うと思います。自分で言うのもなんだけど、毎回文章が長くって読みづらいですね。頑張って書いているので許してください。……許してくれてありがとうございます!
人物は描くにあたって、まずはラフを拡大します。原画のサイズだと潰れて大体輪郭しか描けません。ちなみに拡大して描いても絵を背景となじませた際にはほとんど潰れるのですが、色塗りには割と役立ちます。
拡大したラフを元に下書きを行います。人物の下書きで大事なのは複雑骨折を行わせないことです。何も考えないで描くと、背骨は曲がり、関節は折れ、手足が脱臼しますので気を付けましょう。
もともとラフの時点でポーズは歩いている風にしようとしましたが、手を隠したほうが清楚感が出たので手を隠す構図にしました(手が描きたくなかっただけです)。
顔で女の子らしさを出すコツは頬を丸く、顎を少しとがらせることです。逆に男性らしさをアピールしたい際は、頬骨に沿った輪郭と四角い顎にするとよいと過去に習いました。
そして、人間を描くときは突然服を描き始めるのではなく、輪郭を描きましょう。輪郭だけで描くのが難しい場合は、骨から、もしくは筋肉から描くのもよい方法だと思います。
今回は人物が小さく写る絵のため、デフォルメされた輪郭のみで描きましたが、私は普段骨に筋肉を載せる形で人物を描きます。
もともと頭でっかちな人間だったため、そういう勉強、描き方しかできなかったのもありますね。昔は何でもかんでもきっちり計算して、人体構造や輪郭の丸みなども、横に資料集を置いて細かく見ないと描けない性格でしたが、いろいろあってちゃらんぽらんな性格になった結果、絵に手を抜くということを覚えました。今思うとこれもある種の成長なのかな。
と、横道にそれましたが、次に服の下書きをしていきます。今回はセーラー服、靴下、ローファーを描きました。人間のふくらはぎは結構筋肉がついており、また制服にあたる靴下はぴったりしたものが多いので、靴下の上に肉が乗るイメージで段差を付けます。繰り返し言うようにこの絵に写る人物は本当に小さいので気にしなくてもいいです。アップで描く時だけ死ぬほど凝って遊びましょう。プリーツは足に引っ張られる部分と、歩くことによって生まれる空気での流れで揺らめきが生まれます。前に足を出している分左側は足にスカートの布が密着しますが、反対は腿のあたりで曲がります。
↓↓↓以下関係ない無駄話です↓↓↓
スカートなどの布の動きは
・シフォン、オーガンジーなどの柔らかい布
・キャンバス、帆布のような硬くしわがつく布
・ニットのようなしわの付きづらい布
など種類によってかなり変わるんですが、制服の場合は硬めの生地(ポリエステルとウールだったかな?)なので、緩やかに広がるというよりは折れ上がるか、持ち上がるという印象で描いています。ちなみにポリエステルは通気性がよく扱いやすいので夏服になると割合が増えるらしいですよ! 調べただけなんですけどね!
ちなみに、わたくしアコチャンの好きな布はレーヨンです。ちょっとお高目なジャケットの裏地とか、シャツに使われているので、成分表を見てみてね!最近の安いジャケットは大体裏地はポリ素材なんですが、レーヨンの光沢やぬめ感はダンチで最高なので服屋か手芸屋さんでぜひ触ってほしいです。手芸屋さんだと裏地コーナーに置いてあります。
↑↑↑ここまで無駄話でした↑↑↑
このように布地は全体的に上に持ち上がるように下描きしました。なお、腹チラはただの趣味なので真似しなくていいです。着たことがないので分かりませんが、こんなに丈短くないと思います。
靴はごく一般的なローファーを省略して描いたものですが、しいて言えば靴には布の部分と靴底の部分がきちんと分かれていると後で色塗りの時に楽です。あと、たとえ片足を曲げていてもつま先は地面につくように(足の長さを同じに)しましょう。私はいつもこれをやらかします。
これで下描きは完成です。分かりますね、最後はそう、線画……!
といっても線画は正直建物と違って決まった直線があるわけでもないので、ある程度情報を絞って、塗りやすいように線を繋げたものでオッケーです。テキトーテキトー!
アップで描くときは、塗りに合わせてブラシを変えたり、繋げる線、繋げない線など意識すると楽です。小さいときは大体すべてがべた塗りで始まるので線を繋げると楽ちんです。なんならアップでも本当は線繋げたほうが綺麗だと思います。
最後ざっくりした説明になってしまいましたが、まあ人物についてはこれで完成です。
背景と合成するときは、上から人物、白抜きレイヤー、背景とレイヤーを分けておくと、後で失敗したときに楽なのでおすすめです。足元に合うように女の子を立たせてあげたら人物編終了です、お疲れさまでした!
ここまでのんびり自分なりの絵の描き方を説明してまいりましたが、これはすべて独学です。技法所とかはたくさんあるけれど、絵を描くときにこれといったものは多分無くて、大事なのは自分の思うままに、好きなものを描くこと、描き切ることだと思うんですよね。
だから、飽きたら放置して、描きたいときに描けばいいと思うんです。趣味ってそういうものでしょう?
まあ仕事で描いてる人は納期をしっかり守りつつ、こんな雑絵メイキングに頼らずクオリティアゲていきましょうね!!!!!!!!!!