私はイラストの雰囲気に合わせてイラストの加工やペンの設定などを変えているのですが、ここ最近一番描く頻度の高いイラストの作成方法を今回紹介してみたいと思います。
ちなみに私の使用しているツールはpaintToulSAIというソフトです。安価で購入できるので初心者さんにオススメです。
では、まずはこちらをご覧ください。
イラストを描く方なら初歩の初歩だと思うのですが、私もそういう風にイラストを描いています。
適宜線画レイヤーの上に線画に色をつけるレイヤーを重ねたりします。
線画に色をつける場合、レイヤー数は増えてしまいますが線画のパーツを分けていると色つけしやすいのでオススメです。
こちらがラフです。ローラーペンでざっくり描きます。
輪郭の把握がしやすいので適当な四角で囲ってから繋ぐように頬のラインを描いています。
全体のイメージや描き込むモチーフなどをここで決めておくと変にはみ出したりせず、後々楽になります。
ラフデザインです。ラフで考えた案をこれでもかと詰め込みましょう。
特にバストアップは顔回りに視線が集中するので慎重にバランスを調整しています。今回はヒメジョオンという5月頃に咲く花を題材にしたので髪飾りにそれらしいものを取り入れることにしました。
私はこの段階で背景を入れます。
何となくイメージが崩れにくく、方向性が見失いにくい気がして昔からそうしています。
ここでも背景にヒメジョオンを散りばめていますね。あまり写実的にはしたくなかったので、ぼんやり草原にいる感じに水彩風の筆でざっくり塗っています。
線画です。サイドから出ていた(?)毛束は不必要に感じたので引き算しています。
前髪にかかっている眉や瞼などの線画を分離するべく間隔を取るように消しています。隙間があるのがわかるでしょうか?
それから、瞳の境界線はぼかします。人間の瞳ってよく見ると輪郭くっきりではないので、それに近づこうという算段です。
何の変哲もない色分けの結果です。
大まかなレイヤーとして、「瞳」「白目」「肌」「首」「髪」「髪飾り(フォルダ)」「体(フォルダ)」くらいには分けています。
(フォルダ)はフォルダ内にまとめてレイヤー分けをし、影をまとめてつけられるようにしています。
あと単純に見やすいですしね。
影とハイライトをつけました。
今回は背景が黄緑色っぽいので影にもその色をマーカーペンで追加しています。
また、ハイライトを入れることで立体感が増しします。ハイライトを入れる箇所はメイクでハイライトを入れる箇所とほぼ同じです。その方が何となく説得力が生まれます。
ほぼ白に近い髪色なので迷いましたが、ハイライトに暗いベース色と明るい色をつけ足しました。
線画に色を追加しました。顔のパーツには主にピンクっぽい色を中心に使い女の子らしい可愛らしさをプラスします。
あとは線画の外側以外にその周囲に馴染むような配色をすると透明感というか…何というかいい感じになります(笑)
瞳にハイライトを入れて完成!馴染みもいいですね。
今回は上記したようにヒメジョオンという花をモチーフに作成しました。
花言葉は「清楚で素朴」。それを表現できるようにメイクもほぼせず、素朴で親しみやすいデザインにしています。
ちょっと下まつげを誇張しすぎたかな…と思ったりもしますが、たくさん枝分かれしているヒメジョオンの花を見ていて思いついたのでOKでしょう!
これで、私のイラストの作成方法の紹介を終わります。
最後まで見ていただいてありがとうございました!