皆さんこんにちは。いよいよ四季の中でも特に優しさを感じた春が終わりを迎えましたね。思えばこの季節は卒業式から始まり、入学式・入社式やお花見などを経て、GWと運動会で終わった春でしたね。春の終盤にあたる今月が終わり、次の月である6月に移り変わるという事は、春の終わりの始まりと夏の始まりを意味します。夏になると、プールや海水浴などといった暑い季節ならではの青春溢れるプライベートは勿論、七夕・夏祭り・花火大会など、夏の風物詩として知られるサマーイベントが待っています。
そんな春の終わりの始まりを意味する先月の5月5日は、「立夏」という節気がありました。そこで今回は、夏の始まりに先駆け、立夏についてご紹介したいと思います。
立夏とは、「二十四節気」の一つで第7番目にあたり、現在広まっている定気法では太陽黄経が45度の時で5月5日頃です。その日付は近年では5月5日または5月6日であり、年によって異なりますが、2022年(令和4年)の今年は5月5日木曜日です。
立夏の一つ前の節気は「穀雨」(4月20日頃)、一つ後の節気は「小満」(5月21日頃)で、立夏には期間としての意味もあり、この日から次の節気の「小満」前日までであります。
春が極まり野山に「夏」の気配が「立」つ頃で「立夏」とされ、江戸時代の暦の解説書『こよみ便覧』には「夏の立つがゆへ也」と記されています。春が本格化する「春分」(3月21日頃)と夏が本格化する「夏至」(6月21日頃)の中間にあたり、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合、この日から秋の訪れを告げる「立秋」(8月7日頃)の前日までが夏となるのです。雑節の「八十八夜」(5月2日頃)も過ぎて、新緑の美しい時期であり、気持ちの良い風が吹き、晴れの日が続く為、旅行・レジャーなど外に出る事が楽しみな時期でもあります。
夏の訪れに伴って、これから熱中症の危険性が高まってきていますので、こまめな水分補給など、熱中症対策を心がけていきましょう。