海で唄う青年、いい風景だなあと思うのですが、私が伝えたい事はそこではないのです。この青年が、人前で歌えるまでにどのくらい努力をしたか、そこが伝われば、小さな変化が、世界を大きくするかなと思い、描いてみました。
私個人は海で唄えと言われたら、少し恥ずかしいですが唄います。ですが、それは、リハビリをしたからです。退院後、仕事を転々としながら、”遊び”というリハビリを、多くの友達たちに協力して貰いながら行いました。場馴れ、人馴れ、コミュニケーションスキル、自己管理、自己啓発、スポーツ、旅行の計画や段取り、そこに生じる全ての人間関係、しいては全て、社会復帰のためでした。
服薬して健康を取り戻した私は、健康に戻ったから遊べたのか、遊んでいて健康になったか、という話ですが、着々と社会復帰の階段を、今も登り続けています。むしろ発病前より良くなったことも色々あります。
きっと、マイペースで歩き続けると見える景色があるかもしれません。
ここまで読んで頂き、大変ありがとうございます。あなたの日常に何かしらのスパイスになれば幸いです。