終わった世界を君と行く、が無事完結したことを記念して、簡単なイラストを描いたので載せておこうかと思います。普段あまり描かないデフォルメのイラストですが、結構描いてて楽しかったですね。では、どうぞ。
無事完結もしたところなので、書き始めた経緯と小説では語られなかった設定も、この際載せていこうかと思います。この先ネタバレになるので、読了してない方は回れ右、でお願いします<(_ _)>
そもそもこの作品を書き出したのは、とある漫画の影響です。というよりも、漫画を原作とした映画、と言った方が正しいですね。ちなみに皆大好き(?)ゾンビ映画です。ゾンビ映画では珍しい、邦画になっています。
書き始めた当初は、ただ漠然と、人がゾンビ化した世界で、主人公たちがサバイバルする、という事しか考えていませんでした。そもそも主人公はウィルスの抗体を持った青年、そして、その相棒になるのが、アンドロイドの女性でした。
今回載せるにあたって、設定を練り直し、大体の形を決めて今の、終わった世界を君と行く、が出来上がりました。実はこのタイトルには隠された意味がありまして、終わった世界を君(の思い出)と逝く、になっています。
次に、裏設定について。
人だったもの、また、彼ら、は、花人(ハナビト)と言い、脳などをとある花に寄生されています。はじめは、茸だったんですが、想像した見た目があまりにえぐく、更にとあるゲームと被るため、赤い花という設定へと変わりました。
物語の最後に出てきた、空を赤く染めるなにかは、宇宙船になっています。地球を侵略しに来た宇宙人が乗っていて、ハナビトを生み出したのはこの宇宙人です。ハナビトは労働力として作られ、イブがそのコントローラーです。
イブは宇宙人に作られた、ハナビトを操作するためのコントローラーのようなもので、赤い目と赤い髪にしたのも、ハナビトを連想させるためでした。あと、純粋に主人公のアダムが、白髪だったのでその対比としても赤にしています。
疑似人体が作られた理由は、花に寄生されないためのもので、機械に意識などを移した人が中に入ることで初めて動きます。人に似せて作った人型の体、ということで疑似人体としています。人が好きであろうことは大体この人体を使ってすることができますが、一応コアは機械なので水に沈みます。
作者が金づちなのは関係ありません。
最後にアダムとイブの物語はいかがでしたか? 最後は結構駆け足になってしまい、当時計画していたよりも短い物語となってしまいました。作品を完結させること自体久々で、至らぬ点だったり、分かりづらい描写も多かったかと思いますが、それでも読み続けていただいた読者の方には感謝しております。
と、言っている現在、まだ本作は投稿されておらず、反応がどんなものかまるで分らないんですけどね。ついでに、二人のイラストで締めようと思います。
それでは、次回作でまたお会いしましょう!