実は5月に2週間ほど入院していました。最初は幻聴がうるさいなと思う程度だったのですが、それから何日かして今度は妄想と幻聴が入り混じって、ある世界観を私に説明してくるようになったのです。最初は何気に聞いていたのがだんだんと執拗に繰り返し言われるようになったので(不思議な体験もして)信じるようになってしまい、でも問題があって、その問題を解決するためには入院して隔離に入って対決しないといけないという事に落ち着いて、入院となりました。(何と対決しようとしたかは秘密です)
母からは、目つきがおかしいと言われていました。でも診察では入院までしなくとも不穏時薬で様子を見たらどうかと言われたのですが私が何としても入院したいと隔離に入りたいと希望したので(様子もおかしかったし)、診察に行ったその日に用意もせず保護入院となりました。
問題の対決は、隔離に入ってガチャンと鍵を閉められたらすっと冷静になってしまい、特に暴れることもなく幻聴が続きを言ってくる事もなく、あの勢いは何だったの?という感じですっかり治まってしまったのです。ホント拍子抜けです。それでもまだ幻聴は聞こえていたのですが、特に気に留める事もなくスルー出来るようなものに変わってしまったのです。ホント幻聴って噓つきですね。
仕方がないのでそのまま数日過ごし、もう完全に落ち着いた、これ以上いても仕方ないという状態になるまで惨めな思いをして過ごしたのです。とてもリアルで不思議な体験をしたのに、外界から閉ざされた何もない部屋に入ってしまうと治ってしまうようです。
入院は失敗したとは思いません。あのまま臨時薬で様子を見ていたら未だにずるずると幻聴が聞こえていたかもしれないし、幻聴妄想ってうそつきだという事が分からずずっと本気にしていたかもしれないし。矛盾しているようですが、でも8割9割は嘘だと思っていても、全てまるっきり噓だとは思えません。確かに不思議な体験をしたし、現実と照らし合わせてみて合っているような事もあったので。
幻聴妄想などは、過剰に分泌されたドパミンのせいで起きると言われていますが、じゃあその症状内容はどういうことなのと言うと、説明がついていませんから。何かを知らせるメッセージなのでは?という想いは捨てきれません。その世界はその世界で置いておいて、現実は現実としてこれから病気と付き合っていこうと思います。なかなか難しい作業ですが…。信じる信じないはその人の自由です。でもだからと言って、何かと対決するんだと、先生の意見も聞かずに入院するのはやめますが。真に受けて倫理道徳常識に外れた行為は慎まなければなりません。
この絵を描いた時はまだ元気だった時です。チューリップなど描いてのほほんとした感じですが、大きな目のようなものがあり異様な感じです。調和はとれていません。これから来る大難の事を暗示していたのかもしれません。