皆さん、お久しぶりです。そして、遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。2020年になりました。2020年といえば、1964年以来と東京オリンピックと東京パラリンピックが開催され、違う国同士のONE TEAM達がそのスポーツ大会を通して繋がり、喜びを分かち合う奇跡の年(ミラクル・イヤー)でもありますが、今年はネズミ年でもあります。
そもそも子(ね、し)は十二支の一つと言われていますが、通常十二支の中で第1番目に数えられ、子年(ねずみどし)とも言います。前は亥、次は丑です。子年は、西暦年を12で割って4が余る年が子の年となり、子の月は旧暦11月(概ね新暦12月)です。
『漢書』律暦志によりますと「子」は「孳」(し:「ふえる」の意味)で、新しい生命が種子の中に萌し始める状態を表しているとされます。後に、覚え易くする為に動物の鼠が割り当てられました。
以下のような話が伝わっております。神様が十二支の動物を決める際、家の門の前に来た順番に決める事にしました。牛は動きが遅いからと真っ先に出かけ、一番に門の前に着きましたが、門が開けられる時、牛の頭の上に乗っていた鼠が牛の前に飛び出たので、鼠が一番になりました。なお、猫も十二支に入れてもらおうと準備をしていましたが、鼠が集合の日をわざと間違えて教えたので十二支に入る事が出来ませんでした。その為今でも猫は鼠を追いかけ回すのだといいます。
他の話として、候補の動物達が順番を投票で決められる事となりましたが、鼠は「私は体が小さくて、誰の目にも入りません」と言ったところ、神様は承知して鼠を大きくしました。人々は大きな鼠に驚いて、鼠を1番に投票しました。
また、相場格言に「辰巳天井、牛尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ。戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる」があり、子年の相場は繁栄するといわれます。