突然ですが、昆虫のホタルを見たことがありますでしょうか?私は過去に友人と一緒に台原森林公園にて夜間に飛ぶホタルを観察することに成功しました。
今回は一般的に知られているホタルの一生とその生活圏の保護などについて軽く触れたいと思います。
ホタルは主に苔の中に卵を産み付けます。産み付けられた卵は、おおよそ20日程でふ化しその活動場所を水中に移します。
ホタルの幼虫は肉食性であり、淡水の貝類を食料とします。
ある程度育つと陸に上がり、三週間ほど土の中で過ごしさなぎとなります。さなぎの期間はおよそ一週間ほどになります。
そして、羽化に成功したホタルは6月の中旬から7月の下旬までの間成虫になって夜間の間お尻を光らせながら飛び回ります。
しかし、成虫である期間は非常に短いためその短い間で子孫を残します。食事も苔についた水滴などまともに栄養を補給できません。
また、ホタルはきれいな環境を好み、強い光を嫌います。従ってホタルの観察を知る際はライトなどの光源を消すようにしましょう。
さて、私自身ホタルを映像などでしか見たことなく実際に見たことはありませんでした。そんな中友人が私に「ホタルが見れる時期になったら見に行ってみないか?」と誘ってくれました。まさか遠くない場所でホタルが見れるかもしれないという機会に私は了承し夜の公園に赴きました。
もともとホタルの里と呼ばれていたそこで私が見たものは、美しくも儚い命の輝きを目にしました。少々話がそれますが、私は環境保全活動などについては懐疑的でした。理由はどうせ無駄なことだと考えていたからでした。しかし、今目の前で輝く光は多くの人たちの努力によって紡がれてきたかけがいのないものでした。私は、いかに自分の考えが愚かなことであったことを反省し、考え方を改めるきっかけを作ってくれた友人に感謝しました。友人との語らいの中で私は、無駄なことと決めつけないで挑戦する勇気をもらったような気がしながら二人でホタルを見ながら初夏の夜に思いをはせました。
いかがだったでしょうか?ホタルや貴重な生命を生息する環境を作り、維持することは大変な時間と労力を時間がかかります。ですが、初めから無駄と決めつけないで行動することの大切さを学んだ夜の話でした。今後とも様々な生き物やサブカルチャーを題材にした物を投稿していこうと考えているため、今後ともよろしくお願いいたします。