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原作:藤野晴海 / 漫画:片山愁
出典:http://www.shonengahosha.co.jp/book_Info.php?id=7870
『ナナシ~ナくしたナにかのさがシかた~』
原作 藤野晴海
漫画 片山愁
ネットのオカルトサイトで人気だった実話を
コミカライズした作品だそうです。
【Twitterだったかな?】
Twitterで、何気なく検索していた時に、ふと久しぶりに
『片山愁先生』の事を調べたのかな?
すると、今度コミックスが出ます!とあったのです。
本は、オリジナルではなく原作付きのコミカライズとのこと。
内容は、「オカルト風味の青春物?」しかも、
「実話??」・・・
ここで現役HONKOWA読者の私が興味を持ちました。
ドラゴンフィストの途中以来、?年ぶりに
『片山愁先生』の本を買う事になりました。
【内容は】
主人公は、中学生の儚げな雰囲気の『フジノハルミ(藤野晴海)』くんと、
親友で、お調子者の『ナナシマキョウスケ(七島響輔)』くんです。
あともう一匹の親友、うさぎの『ミミ子』が1巻の表紙にいますね。
主人公2人の中学生らしい、儚げな毎日が描かれます。
『ナナシ』こと、『ナナシマキョウスケ』くんが、霊感があるのか、
よく霊現象にあいます。
日常茶飯事なのか、ほとんど怖がりません。
逆に、主人公の『ハル』こと『フジノハルミ』くんは、
霊感0なのに、ナナシといる時だけ霊現象に巻き込まれます。
この話はオカルトより、2人の儚い青春が主なので、
HONKOWAのような、ガッツリとしたオカルト漫画を期待すると、
物足りないかもしれません。
除霊もしないし、霊現象の原因を突き止めたりも
基本的にしませんので。
それでも「これが実話なの?」とは思えるので、
興味のある人は読んでみて下さい。
※というようなお話ではないので、くれぐれもご注意ください。
【原作は?】
原作はネットで、主人公の藤野晴海さんが小説として、
連載していたようです。
私は「ネタバレは怖くないっ!」派なので、
ネットを検索しまくって、全話をまとめてあるサイトを
見つけて、ラストまで読みました。
(藤野さんのTwitterにまだリンクが残っています)
漫画には、ネットでは書いていないお話もあるので、
連載当時ハマってた方にはおススメだと思います。
【1巻は?】
1巻は、登場人物も少なく、ナナシとの日常は
『こんな感じ』という紹介みたいな感じでしょうか?
ナナシとの出会いのシーンがあります。
オカルトでは、踏切にセーラー服を着た女学生が出てきます。
これがナナシがした唯一の『除霊』のようなもの・・・
と書いてあります。
私的には、うさぎのミミ子が可愛いです!
表紙に追加してくれてありがとうございます。
【2巻は?】
クラスメートの『ヤナギ』や、
ハルの憧れている『アキヤマさん(アキヤマカエデ)』と
『アキヤマさんのお兄さん(アキヤマカオル)』、
ナナシと親友だった『ミズキ会長(ハナオカミズキ)』などが
出てきて、1巻と比べるとかなり賑やかです。
オカルトも、1巻より多めに入っています。
除霊のようなものは〈しない〉と言いましたが、
『アキヤマ兄妹』が、力技で撃退するシーンがあります。
霊能者のよく言う「生きている人間の方が強い」って、
こういう事なんだなぁ~と思いました。
原作を読んでいるので、最後はどうなるか?は分かっていますが、
原作には無い話も多く、また漫画なのでとても読みやすいです。
これからも楽しみに読み続けたいと思います。
電気書籍版では、表紙の下の中表紙のイラストは見れないそうです。
私的には、中表紙の方が『ゾクッ』ときます。