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原作:藤野晴海 / 漫画:片山愁
出典:http://www.shonengahosha.co.jp/book_Info.php?id=7870
『ナナシ~ナくしたナにかのさがシかた~』
原作 藤野晴海
漫画 片山愁
ネットのオカルトサイトで人気だった実話を
コミカライズした作品だそうです。
【Twitterだったかな?】
Twitterで、何気なく検索していた時に、ふと久しぶりに
『片山愁先生』の事を調べたのかな?
すると、今度コミックスが出ます!とあったのです。
本は、オリジナルではなく原作付きのコミカライズとのこと。
内容は、「オカルト風味の青春物?」しかも、
「実話??」・・・
ここで現役HONKOWA読者の私が興味を持ちました。
ドラゴンフィストの途中以来、?年ぶりに
『片山愁先生』の本を買う事になりました。
【内容は】
主人公は、中学生の儚げな雰囲気の『フジノハルミ(藤野晴海)』くんと、
親友で、お調子者の『ナナシマキョウスケ(七島響輔)』くんです。
あともう一匹の親友、うさぎの『ミミ子』が1巻の表紙にいますね。
主人公2人の中学生らしい、儚げな毎日が描かれます。
![](https://no-value.jp/wp-content/uploads/2020/02/image.png)
『ナナシ』こと、『ナナシマキョウスケ』くんが、霊感があるのか、
よく霊現象にあいます。
日常茶飯事なのか、ほとんど怖がりません。
逆に、主人公の『ハル』こと『フジノハルミ』くんは、
霊感0なのに、ナナシといる時だけ霊現象に巻き込まれます。
この話はオカルトより、2人の儚い青春が主なので、
HONKOWAのような、ガッツリとしたオカルト漫画を期待すると、
物足りないかもしれません。
除霊もしないし、霊現象の原因を突き止めたりも
基本的にしませんので。
それでも「これが実話なの?」とは思えるので、
興味のある人は読んでみて下さい。
![](https://no-value.jp/wp-content/uploads/2020/02/6600a84e727b8fd8f7d85ac066c4f2db.jpg)
※というようなお話ではないので、くれぐれもご注意ください。
【原作は?】
原作はネットで、主人公の藤野晴海さんが小説として、
連載していたようです。
私は「ネタバレは怖くないっ!」派なので、
ネットを検索しまくって、全話をまとめてあるサイトを
見つけて、ラストまで読みました。
(藤野さんのTwitterにまだリンクが残っています)
漫画には、ネットでは書いていないお話もあるので、
連載当時ハマってた方にはおススメだと思います。
【1巻は?】
1巻は、登場人物も少なく、ナナシとの日常は
『こんな感じ』という紹介みたいな感じでしょうか?
ナナシとの出会いのシーンがあります。
オカルトでは、踏切にセーラー服を着た女学生が出てきます。
これがナナシがした唯一の『除霊』のようなもの・・・
と書いてあります。
私的には、うさぎのミミ子が可愛いです!
表紙に追加してくれてありがとうございます。
【2巻は?】
クラスメートの『ヤナギ』や、
ハルの憧れている『アキヤマさん(アキヤマカエデ)』と
『アキヤマさんのお兄さん(アキヤマカオル)』、
ナナシと親友だった『ミズキ会長(ハナオカミズキ)』などが
出てきて、1巻と比べるとかなり賑やかです。
オカルトも、1巻より多めに入っています。
除霊のようなものは〈しない〉と言いましたが、
『アキヤマ兄妹』が、力技で撃退するシーンがあります。
霊能者のよく言う「生きている人間の方が強い」って、
こういう事なんだなぁ~と思いました。
原作を読んでいるので、最後はどうなるか?は分かっていますが、
原作には無い話も多く、また漫画なのでとても読みやすいです。
これからも楽しみに読み続けたいと思います。
電気書籍版では、表紙の下の中表紙のイラストは見れないそうです。
私的には、中表紙の方が『ゾクッ』ときます。