2023年の夏は暑かったですねえ、過去最高は伊達ではありませんでしたね。この際、異常なのは私の頑張る癖だけにしましょう。(独り勝ちできる戦略です、悪しからず笑)
さあ、本題にいきましょうね。
私が、参考にしている脳科学・精神医学の著書。その実用的な内容を抜粋します。ひとまず、運動は脳に良いようなのです。脳とはIQも指すようですが、主に認知機能に良いようです。
認知機能をサラッと説明します。記憶-記憶力などを指します。注意-注意力、記憶するためには注意して聞いていなくてはならないので記憶も関係します。遂行機能-遊びの計画、料理の段取り、先の遂行すべきことの段取りを立てる機能です。ワーキングメモリー-一度に複数のことを記憶する能力です。処理速度-作業をするスピードのことです。
認知機能は、精神病を患うと著しく低下することが多いです。脳は、過度のストレスを受けるとダメージを負いまして、認知機能が働きにくくなります。そもそも、このダメージを避けるために精神病の症状といわれるものがあるようなのです。
例えば、鬱症状でベットで寝たきりになるのは、原因となる危険に近づかないように脳が体を寝かすようで、ダメージを負う原因を無くす・遠ざけるために脳が鬱や躁、幻聴などを使うようです。原因は、対人関係や環境要因で過度のストレスを受ける状況など、原因がなくなるなど何かしらの変化がないと脳はダメージを受け続けてしまう場合もあるでしょう。体調が悪くなるのも、ストレス要因のバロメーターで、この状態を続けると脳が危ないことを知らせている可能性があるようです。研究は進んでいるようですが、原因に関しては不明なことが多いらしいので答えは未だ出てはいないようです。
ここで、運動の出番が。そもそも、運動は脳を育てて体強くし心にもとても良いものでしょうし、健康のためにも体力のためにも若さの維持にも効果がみられたり、何役も兼ねる合理的で実用的な”出来るやつ”なのでしょう。べた褒め(笑)。
それでも、やったぶんだけしか効果を与えない”ケチな奴”でもあるのです(笑)。それでえ、話を戻しまして。強いストレスを受けて何十億というニューロンがむしばまれ、鬱の状態などが長引き委縮してしまった脳が、運動をすれば神経化学物質や成長因子がつぎつぎに放出されてこのプロセスを逆行させて、脳の基礎構造を物理的に強くできると。脳のニューロンは、葉のようにお互いに結びついていて、運動すれば、枝が成長し、新しい芽がたくさん出てきて、脳の機能が根本から強化される。
脳にいい運動は、低強度(ウォーキング)、中強度(ジョギング)、高強度(ランニング・インターバルダッシュ)に分けられまして、ウォーキングでは脂肪が落ち、筋肉量が増加します、この時点でも忍耐強さ、楽観性、集中力、やる気の維持、さらに周囲の世界への繋がりや興味が深く感じられるようです。ジョギング、とは軽めに走ることです、体内と脳内の新しい毛細血管が出来て、ニューロンの繋がりを強め、より強くする作業が進んでいきます。ランニング・インターバルダッシュ、高強度運動や特に無酸素運動とは「かなり苦しくなってきた」と感じることが簡単な基準です。筋肉繊維はさらに増えて、ヒト成長ホルモン(若返り効果がある、若返りの泉と呼ばれる)が放出される。「自分に立ち向かう」という境地で、自分にできると思える限界を超え、どんな困難も克服できるように思えてくる。
他にも、ヨガや筋トレも脳の成長とって重要な因子が働くことや、グループで取り組むとより効果があり、運動のストレスも減り、社会的な相互効果で脳の成長する可能性が最大になる。などが書かれていました。
私の個人的お薦めとしては、自宅の区画を1周ていど散歩することや、回数4~5回の筋トレをいつものスピードより少し早くして運動強度を上げる、などが日常生活の中ですぐ出来てすぐ終わるものでお薦めです。ふつう簡単なほうがいいでしょう、時間も無いですし(笑)。
ここまでずらっと書き上げましたが、かといえ、必ずしも足が自由とは限らない場合も考えられます、可能でしたら手も昔は脚でした、手の運動も歩行と同じ効果がもたらされるでしょう。運動は脳の機能を最善にする唯一にして最大の手段、だそうですし、やらないと効果は出ないがやると必ず効果が出る、約束は守る”いいやつ”ですから。
普遍的に平等であることに越したことはないし、平等のために闘う賢者も大変すばらしいのです。ですが、語弊を恐れずに言えば、平等・対等であることが全てたのしい、と言えないことが世の中にはたくさんありますでしょう。
私は一度、膝と脚をポキっと折ってしまい、膝が曲がらず、正座が二度と出来ないと医者に言われたことがあります。困難に立つときには、少しの知識が必要です。大がかりな荷物は意外と必要ない。平等ではなくなっても、諦めずに立ち向かうときこそエネルギーに溢れているのです。たのしいかは別なのですが、可能で簡単なことより、やらなくてはならないことが人に変化を起こすものですからね。また、正座出来るまでにそんなに時間はかかりませんでした。
私の2023年の夏は、ショートパンツを履いていまして、誰にも膝と脚が変形しているとバレずに、言われないまでにゴツゴツに鍛え上げたことがプチ自慢です(笑)。
以上ですが、皆様の困難に立ち向かう少しの知識になれば幸いです。いつもご観覧ありがとございます。また次回、投稿できましたらよろしくお願いいたします。
最後に、いつもお世話になっております参考文献です。
引用・参考文献(-脳を鍛えるには運動しかない!- 著 ジョン・J・レイティ with エリック・ヘイガーマン NHK出版、-神・時間術- 樺沢紫苑 大和書房)