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アイコンの作品に引き続き、弐作品目になります。
元々、浮世絵や俳画などの日本独自の絵画作品や、日本古来から知られてきた
刺青(和彫り)などに興味関心があり、知名度に関らず様々な作品、落書きなどを
拝見させて頂いていました。
一概に「日本の絵画」と言ってもアートとしての幅は広く、
単純にパッと見て楽しむことができる風景、花(椿、牡丹、彼岸花、菊など)もあれば
観音様や龍などといった、細かいディティールを吟味できる作品も数多く存在します。
なかでも僕が好んでいる作品がこの「地獄太夫」
モデルは遊郭に実在した伝説の遊女であり、
「自らの悲運は、きっと前世からの因果に違いない。この世は地獄。」と憂い、
自身を地獄と名乗ったといいます。
その他にも、「一休禅師と師弟関係にあった」「月岡芳年と交流があった」など
数々のトリビアが存在し、魅力あふれるキャラクターだと思います。