キャラクターデザインのいろは(中編)

 三度続きましてのわたしです。前置きはなしで進めて行きましょう!

キャラクターデザイン③デフォルメで全体のイメージを決める

 ここからいよいよ本格的にキャラデザに取り組んでいきます。

 とはいえ、いきなり現実的な頭身で書くことはしません。まずはデフォルメしたキャラ(頭身の低いミニキャラのことをここでは指します)で大体のデザインを固めましょう。

1:キャラの形を決める

 服装や髪型、その他特徴などをまずはモノクロで描き、キャラクターの『形』を決めます。

 特徴づけたい部分や、どうするか悩んでいる部分などを何パターンかに分けて描いていきましょう。

 言葉ではわかりにくいと思うので、まずは例を見て参考にしてください。

手書き文字ですみません

 例では上記のとおり、いくつかの特徴をピックアップして、それぞれ2パターンのデザインを考えました。

 ここでキャラのイメージの大部分が決まるといっても過言ではないので、思いついたデザインはできるだけ描き出しましょう。

 納得いくほどパターンを描き終えたら、次の工程に移ります。描いたパターンの内からそれぞれ良いと感じたデザインを組み合わせます。

 今回はボトム、靴が①、その他は②の案を採用することにしました。

 出来上がった『形』がこちらです。

いい感じにピックアップしてみました

2:キャラの色を決める

 キャラの形が出来上がったら、次は『色』を決めます。

 あれ?色は『要素』で決めてなかった?と思った方もいるかもしれません。しかし、某有名人の『白って200色あんねん』という言葉の通り、一口に何色といっても実際はかなり幅が広いものです。どのような色がイメージに合うか、慎重に選んでいきましょう。

例では、一旦このような色になりました。

地味

 似たトーン、色でまとめた無難なデザインです。これもまあいいと思います。

 ですがこのいろはでは、より色を『映え』させるためにもう一工夫してみましょう。

 ポイントは「映えさせたい色の反対色を近くに配置する」ことです。(反対色とは色相環で対角に位置する色のことです。)

例ではエメラルドグリーンの目、ダークデニムの髪を映させたかったので、近くにその反対色を配置しました。

個性も出ますね

 お疲れ様でした!以上で中編は終わりになります。なかなか大変な工程だったのではないでしょうか?次回はいよいよ頭身の高い絵でデザインを完成させます!乞うご期待。

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明日照

Aster、アステル、星。明日照る星になりたい、わたしです。 その時々の気持ちを絵や文で表していきます。

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