皆さんこんにちは。声に恋する。です。
暖かい春がもうすぐやってきますね。
花粉も大変ですが、もうすぐ桜も咲くと思うとワクワクします。
今回は「アイドル」をテーマにイラストと短編小説を書きました。
どうぞお楽しみください。
【小説本文】
アイドル。
それは、いつの時代も人々を魅了するカリスマのこと。
華やかな世界でもある一方、日々の努力が問われる厳しい世界でもある。
そんな世界に憧れる、一人の少女が今回の物語の主人公である。
「はぁ~…今日も推しが尊い…!!」
テレビを見ながらため息をつく少女。視線の先には華やかな衣装に身を包み、歌い、踊る、アイドルの姿があった。
彼女にとってのいわゆる「推しアイドル」である。
「う~ん、今日のパフォーマンスも最高だった!!…いいなぁ、かっこいいなぁ!」
少女はクッションに抱きつきながらゴロンゴロンと床を転がり、悶えていた。
「しかし…どうしたら私はもっと推しに近づけるかな…。いや、今でも十分なんだけど…」
「やっぱり、もっとお近づきになりたい…!」
少女は頭をひねりながら考えた。
その時、テレビのCMが彼女の耳に流れてきた。
『君も目指せ!一番星!!☆新人アイドル募集中!!』
彼女はそのCMを見て、ふと考えた。
「もしかして…同じアイドル世界に入れれば…お近づきになれる…?」
「いやでも…アイドルって厳しい世界なんだよね…それに私、そこまで容姿に自信ないし…」
「でも…でもでもでも…」
少女はしばし頭を抱えて唸っていたが、やがて立ち上がり、
「決めた!!私もアイドルになる!!
アイドルになって推しと最高のパフォーマンスをしたい!!」
彼女の心に一つの火がともった瞬間だった。
これは、推しと最高のパフォーマンスをするまでの一人の新人アイドルの物語である。
終。
いかがでしたでしょうか。
イラストは塗りなど勉強しました。
それではまた、次回の更新でお会いしましょう。