こんにちは。アンドルです。最近急に冷え込んできて風邪をひかないか心配になります。気温が低くなるということは、蟲たちも活動ができなくなりあまり見られなくなります。しかし、そのような環境にも活動する種類もおり今回はそのような昆虫の中のアカタテハというチョウチョを紹介しようと思います。
アカタテハはアゲハチョウ程ではないものの比較的大き目なチョウです。活動期間は、冬以外の季節であればだいたい見かけることができます。冬はモンシロチョウやアゲハチョウと違い成虫で越冬します。かなり派手な体色をしていますが、飛行速度は早く不規則な軌道で飛ぶため捕獲は難しいです。食性は成虫であれば、花の蜜以外にも地面に落ちた熟した果物や樹液、そして動物の糞の汁などを餌とします。糞の汁を吸うのかと嫌悪感を覚える人は多いと思いますが、動物の糞を目当てにする虫は多く、彼らからすれば生きていく中で必要な栄養素が取れるため、餌として摂取するのはそこまで珍しいことでありません。幼虫であれば、イラクサ科の植物を主食とします。幼虫は毛虫に近い外見をしており体色が最初は黒いものの、終齢幼虫に近づくにつれて体の突起物が黄色や白色に変化します。また、自分自身が分泌する糸を使い自信を軸にして左右の葉を丸めて巣を作ります。そして、さなぎになる際は羽化した際に巣から出るために、少し穴を開けてからさなぎになります。幼虫の時期はおよそ一か月から二か月程でさなぎの期間は一週間ほどです。このように幼虫から成虫になる期間が短いからこそ、ほぼ成虫として確認できる機会が多いといえるでしょう。
以上でアカタテハについての解説を終わりとさせていただきます。最後までありがとうございました。次回もお楽しみに。