〚〚読み込めません〛〛
〔1,3〕《キュィーーーン
◆◆が身体を縮めきると光線を放つ体勢になりはじめた、その視線には焦り驚く緑と青の△が。
キナミ「来るよって言われても、壁に着く頃には俺も2号さんも…」
言い切る間もなく2号/ミオイが棘を使い《バ》っとキナミを突き飛ばした。
キナミ「2号さん⁉このままじゃ…!」
慌てながらも心配するキナミの言葉を振り切る様に傍に居た〇に対しても迷いなく《ゴッ》と鈍い音と一緒に部屋の奥へ殴り飛ばすと〇は2号に殴られた勢いで頭部一帯にヒビが入る。
2号は無言を貫いたまま二人が壁に叩きつけられる姿を見ると その場から◆◆の方に振り返る。
〔4〕
キナミ「うわッ!」
彼女に突き飛ばされたキナミは《ドゴ》と壁に打ち付けると1つ目の棘が刺さりグラグラしていたヒビ割れは《パキ》と軽い音を立て、外の景色を見せながらあっけなく砕かれた。
〔5〕
砕かれた壁もろとも天井までも彼の視界を塞ぐ様に崩れ、ただ何も出来ないまま暗くなる目の前に。
2号/ミオイ「私は大丈夫よ!少なくとも今この場はね。貴方は上へ昇って!私も後を追って行くから!」
足元まで見えなくなりながらも これから行う指示を送ると
キナミは外へ投げ出され彼女の行方が塞がれて何も見えなくなった
〔6〕〔7〕
キナミ「……ッ‼」
《ド》っと◆◆の瞳孔から青白い光線が放たれた 放出された光線の出力は強く赤い▲の色が内側から燃え上がる様に白く広がると外へ投げ出されたキナミの視界に瓦礫となった壁と共に大きく現れた。
あまりにも莫大な出力で放たれる青白い光線と瓦礫に遮られ2号の姿形も目に見えず、ただただ仰け反って その場から落ちる事しか出来なかった。
〔8〕
自分の知らない疑似的な宇宙の中で沈む様に真下へ…真下へと落ちていった、言葉も発せず▲の外に出る事が願い叶っても2号の名も叫ぶ事は許されないまま。
ひたすらに消える様に遠のく光景を見つめながら一直線に揺らぎながら
〚2つのデータの削除を完了しました〛
ただゆっくりと…。
〚破損したブロックの復元を行いますか?〛
〚容量が不足しています〛
〚ストレージに空きがありません〛
〚読み込めません〛
〚ストレージに空きがありません〛
………。