おはようございます。寒暖の差からくる頭痛に苦しんでいるアンドルです。自分なりに体温を一定に保つ、頭痛薬を飲むなど対策をしていますが、なかなか厳しいところです。暖かい日が続けば私は安定することが多いです。そしてこの秋の暖かい日になると、ある昆虫の活動が活発になり外で干している洗濯物などにくっついているアイツ。そう、マルカメムシです。
マルカメムシとは、日本に広く分布するカメムシの仲間で、冬以外は成虫、幼虫問わず見つけられる昆虫です。食性は草食で、マメ科の植物や柑橘類を好んで食べます。食べるといっても葉っぱではなく、成虫幼虫問わず口吻という鋭い口で茎や木を突き刺してその汁を吸います。外見は黒と黄色のまだら模様が特徴的な見た目をしており、また非常に小さく1センチにも満たない大きさです。幼虫は成虫とはうって変わって緑色と小さい毛に覆われています。越冬する際には10月から11月の間の暖かい日に活発に飛び回ります。主な場所は、木の下に積もっている落ち葉や石の下などの寒さをしのげる場所に群れで隠れています。自己防衛としてカメムシの仲間特有の悪臭を放ちますが、人間からすればクサイだけで体も小さく非力なため人体に与える影響はないです。
さて、このマルカメムシは私たち人間からすればやはり害虫です。まずマメ科の植物を好むという事は、大豆や小豆について汁を吸い枯らしてしまうから害虫と呼ばれる。というわけではありません。確かにマメ科の植物に付きます。農作物も例外ではありません。ですが、よっぽど大量発生しない限りは植物の生育に影響を与えることはありません。ではなぜ害虫と呼ばれるのか?それは越冬するための場所を探す時期の秋にその害悪ぶりを発揮します。先ほど記述した通り、洗濯物にくっついて家に入ってしまい、あわよくばそのまま冬眠する可能性があること、そしてカメムシ特有の悪臭を放つこと。これらの害悪をもつことにより、不快害虫とよばれます。不快害虫とは外見が気持ち悪いことや、悪臭を放ったり不衛生な場所にいたりする虫に当てはまるものになります。簡単な例を出すとゴキブリやゲジゲジ、カマドウマなどがあげられます。そしてこのマルカメムシも当然不快害虫に当たります。理由は洗濯物に付く事と、悪臭を放つことから不快害虫に分類されます。マルカメムシは非力なので、もし洗濯物にくっついていたらティッシュペーパーなどにくるんで外に放り投げたり、市販の虫よけなども効くのでそれらで対策するといいでしょう。
今回は以上になります。ご愛読ありがとうございました。