頑固な透明ワックスの扱い方

シーリングスタンプをする上で、透明度の高いワックスは綺麗で繊細な仕上がりになって挑戦したくなりますよね。ですが普通のワックスと違い透明なワックスは粘度が高く扱いにくいんです。色々試してみてやりやすかった方法を編みだしました!

〇ヘッドの大きさ
捺したいヘッドの大きさに合わせてワックスの量を調整します。
ワックスの量が多いほど透明ワックスは扱いにくくなるので、やや小さめのヘッドの方がやりやすいということになります。
ワックスの量が多くなると、スプーンに直接触れないワックスが増えてくるので、溶けにくくなったり、いざ捺そうと垂らしている間に固まりやすかったりするので、小さいヘッドから練習するのがおすすめです!

〇混色
マーブル柄を透明ワックスで捺すのは至難の業。特に粘度の違う不透明なワックスと合わせると、垂らすときに透明ワックスがなかなか出てこないので焦って失敗します。
成功しやすくなるコツは、溶かすところから。
透明ワックスを先に溶かして、ある程度溶けたらスプーンの注ぎ口近くに不透明なワックスを当てて溶かします。垂らすときは不透明なワックスは気にせず透明ワックスを垂らすことに専念。そうすると先に不透明なワックスが落ちているので、その上に透明ワックスを置く形になり、捺すときも不自然な広がりになりません。
不透明なワックスが表に出にくくはなってしまいますが、その時はスプーンの中で不透明なワックスに透明ワックスを少しだけ混ぜるようにします。粘度の違いが不自然な模様の広がりになるので、その調整さえ上手くいけば綺麗に捺せます!

〇スプーンの片付け
いつもは炉で温めてティッシュで拭っていたのですが、透明ワックスだとそうはいきません。拭ったときにワックスが糸を引いたり、ティッシュがスプーンについたりと悲惨な結果になるので、拭いとるのはやめました。
普通の不透明やパール系のワックスを掃除したいスプーンで温めて、溶けたらスプーンの中身を混ぜて透明ワックスと合わせてしまいます。いつも通りスタンプを捺して残ったワックスをティッシュで拭えば、綺麗になります。シリコンのへらを使っている方もいるかもしれませんが、いつも通りの掃除の方法で大丈夫です。


透明ワックスは溶けるのも垂らすのもゆっくりで、混ぜてもねちょねちょして自分には無理なのかもしれないと思うこともあります。ですが大丈夫。多分透明ワックスを扱うのがうまい人はそういません。これから私たちで透明ワックスの扱いを研究していきましょう。
その一歩として、粘度の調整がカギだったという私の研究結果を提供します!

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Snow

ハンドメイドが趣味です。動物も大好きです! うさぎを月にお見送りしました。コーギーのような柄の、立ち耳のネザーランドドワーフです。二代目うさぎを飼っています!

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