#014 理想のパンが食べたくて①

無断転載、無断引用、加工、DL、自作発言、AI学習禁止、再配布等禁止。
I wholly forbid the reproduction and manufacturing of my work without permission.

———————————————————

こんにちは、Heinzです。
今回はパンについての記事を書こうと思います。

私は幼少期から、朝はパン食派です。
現代、スーパーでもコンビニでも美味しいパンが手に入りますが、感覚過敏ぎみの私は、たまに市販のパンを食べるのが辛いときがあります。

普通の方なら寧ろ喜ぶ要素だとは思うのですが、例えば「芳醇なバターの香り」等とうたわれるパンは、香りも味も強すぎて食べられないのです。

甘いパンもしょっぱいパンも嫌っている訳ではないので、普段は普通に食べますが、バターやその他油脂分の配合が多いものはどうにも胃もたれしやすく、体調によって難しい時があります。

それが1日で終わればなんということもないのですが、何週間も続いた時、限界をこえた私は「思った通りの味のパンは一生食べられないのだろうか」と酷く落ち込んでしまいました。

「バターも卵も入っていない、焼いたら表面がバリッとする、あんまり香りがしないパンが食べたいんだぁああああ!」

暫くそんな悲鳴をあげていた記憶があります(笑)

そしてふと、いつものアレなわけです。
「無いのなら、作ればいいよ、ホトトギス」

そうだ、自分でパンを作ろう。
と。

そして何冊か書籍を購入し、レシピや工程を読んで、一番気楽に作れそうなものを選びました。

それが以下の書籍に掲載されている白パンです。

みつけた!
これだ!
これこそ、私が探していた究極のシンプルパン!!!

こちらの書籍で紹介されているパンは、素人の私でも大変気軽に取り組むことができるもので、初回から失敗なく、おいしいパンを作ることができました。

大きな耐熱のタッパーがあれば作れて、力強くこねたりする作業は必要ないそうで、なんと有り難いことか……

それからこの書籍の白パンのとりこになってしまい、作っては食べ、作っては食べ。

……そして、ある日気がついてしまったのです。
「自分が作らなければ、食べられるパンがない」
ということに。

ああ、またやらかした。
これもまた、お菓子づくりと同じ道をたどってしまったようです(笑)
(私のお菓子づくりの起源は「自分が食べられるケーキが食べたい」でした)

嗚呼、理想のパン………

「─理想を求めるには、何かしらの対価が必要なのだよ、Heinz君─
フハハハハハハハ!!」

ふと脳内を、謎の紳士が駆け抜けてゆきました。

─Heinz

  • 0
  • 0
  • 0

おすすめのタグ

Heinz.S

■絵、アクセサリー、服飾、Web小説等のアート系ジャンルで活動  ■化粧男子  ■猫の妻がいる  ■好きな動物は猫と蛇  ■趣味は高発色カラコン探しとメイクの研究と料理(菓子類多め)  ✒️記事の内容は有資格のHow toから趣味の話、雑談等、幅広く書いていく予定です。よろしくお願いいたします。

作者のページを見る

寄付について

「novalue」は、‟一人ひとりが自分らしく働ける社会”の実現を目指す、
就労継続支援B型事業所manabyCREATORSが運営するWebメディアです。

当メディアの運営は、活動に賛同してくださる寄付者様の協賛によって成り立っており、
広告記事の掲載先をお探しの企業様や寄付者様を随時、募集しております。

寄付についてのご案内