無断転載、無断引用、加工、DL、自作発言、AI学習禁止、再配布等禁止。
I wholly forbid the reproduction and manufacturing of my work without permission.
———————————————————
こんにちは、Heinzです。
今回はパンについての記事を書こうと思います。
私は幼少期から、朝はパン食派です。
現代、スーパーでもコンビニでも美味しいパンが手に入りますが、感覚過敏ぎみの私は、たまに市販のパンを食べるのが辛いときがあります。
普通の方なら寧ろ喜ぶ要素だとは思うのですが、例えば「芳醇なバターの香り」等とうたわれるパンは、香りも味も強すぎて食べられないのです。
甘いパンもしょっぱいパンも嫌っている訳ではないので、普段は普通に食べますが、バターやその他油脂分の配合が多いものはどうにも胃もたれしやすく、体調によって難しい時があります。
それが1日で終わればなんということもないのですが、何週間も続いた時、限界をこえた私は「思った通りの味のパンは一生食べられないのだろうか」と酷く落ち込んでしまいました。
「バターも卵も入っていない、焼いたら表面がバリッとする、あんまり香りがしないパンが食べたいんだぁああああ!」
暫くそんな悲鳴をあげていた記憶があります(笑)
そしてふと、いつものアレなわけです。
「無いのなら、作ればいいよ、ホトトギス」
そうだ、自分でパンを作ろう。
と。
そして何冊か書籍を購入し、レシピや工程を読んで、一番気楽に作れそうなものを選びました。
それが以下の書籍に掲載されている白パンです。
みつけた!
これだ!
これこそ、私が探していた究極のシンプルパン!!!
こちらの書籍で紹介されているパンは、素人の私でも大変気軽に取り組むことができるもので、初回から失敗なく、おいしいパンを作ることができました。
大きな耐熱のタッパーがあれば作れて、力強くこねたりする作業は必要ないそうで、なんと有り難いことか……
それからこの書籍の白パンのとりこになってしまい、作っては食べ、作っては食べ。
……そして、ある日気がついてしまったのです。
「自分が作らなければ、食べられるパンがない」
ということに。
ああ、またやらかした。
これもまた、お菓子づくりと同じ道をたどってしまったようです(笑)
(私のお菓子づくりの起源は「自分が食べられるケーキが食べたい」でした)
嗚呼、理想のパン………
「─理想を求めるには、何かしらの対価が必要なのだよ、Heinz君─
フハハハハハハハ!!」
ふと脳内を、謎の紳士が駆け抜けてゆきました。
─Heinz